管理栄養士の過去問
第30回
応用力問題 問184

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問題

第30回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問184 (訂正依頼・報告はこちら)

K小学校に勤務する管理栄養士である。養護教諭と学級担任から、Aさんの肥満改善について相談があった。
Aさんは、10歳4か月、男児。身長149cm、体重58.0kg、肥満度39.5%。入学時からの身長、体重測定データを、成長曲線上に整理した(図)。

成長曲線に基づくアセスメント結果である。正しいのはどれか。1つ選べ。
問題文の画像
  • 身長の増加に見合った体重増加がみられる。
  • 入学時点から、肥満であった。
  • 入学以降、肥満の程度が徐々に進行している。
  • この1年間で、中等度肥満に達した。
  • この1年間に、発育スパートを迎えた。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は(4)です。

1.✖
10歳を過ぎた頃から、体重が97パーセンタイルを超えているので、体重増加が著しいです。

2.✖
入学時は、97パーセンタイルの範囲内なので肥満ではありません。

3.✖
9歳から10歳にかけて、急激に肥満が進行しています。

4.〇
9歳から、10歳にかけて、肥満度が中等度になっています。

5.✖
急激な身長の増加などもみられないため、発育スパートとはいえません。

参考になった数4

02

1、2、3、5:×
小学校入学時~9歳半までは、かろうじて基準線を横切っておらず、順調です。
10歳になる数ヶ月前に体重が増加し、基準線を横切って肥満になったと考えられます。

4:○

参考になった数2

03

1:×
成長曲線より、9歳時からの著しい体重の増加がみられ、身長の増加に見合った体重増加ではないと考えられます。

2:×
成長曲線より、入学時点では身長に見合った体重であると読み取ることができ、肥満ではないと考えられます。

3:×
成長曲線より、9歳時からの著しい体重の増加がみられ、肥満の程度は急速に進行したものと考えられます。

4:○
学童期では、軽度肥満は肥満度20%以上、中度肥満は肥満度30%以上、高度肥満は肥満度50%以上に分類されます。

5:×
発育スパートとは、思春期前後における身長や体重の著しい増加のことです。
成長曲線より、この1年間で著しい身長増加はみられないため、発育スパートを迎えたとはいえません。

参考になった数0