管理栄養士の過去問
第30回
応用力問題 問187

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問題

第30回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問187 (訂正依頼・報告はこちら)

K中学校に勤務する管理栄養士である。養護教諭から、陸上部の長距離競技をしているAさんについて相談を受けた。
Aさんは、14歳、男子。身長170cm、体重56kg。日常生活において、動悸、息切れを自覚するようになり、運動後に尿の色が褐色になることがあったという。医療機関を受診し、血液検査値は以下の通りであった。赤血球数300×104/mm3、ヘモグロビン9.6g/dL、MCV 86fL(基準値79~100)、MCH 32pg(基準値26~34)、尿素窒素12mg/dL、クレアチニン0.9mg/dL。

この男子中学生への対応方針である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
  • 本人にビタミン・ミネラルのサプリメントを紹介
  • 本人に補食の摂り方を指導
  • 保護者にレバーを使用した献立を紹介
  • 陸上部のコーチに練習量を減らすように進言

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は(4)です。

激しい運動による、血球破壊を防ぐため、練習量を減らすことが必要です。

1.2.3.✖
ビタミン、ミネラル、鉄分などの補給よりも、血球破壊を防ぐことが前提です。

4.〇

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02

1:×
鉄の吸収促進を目的とした対応です。
激しい運動による溶血性貧血と考えられるため、適切ではありません。

2:×
激しい運動による溶血性貧血と考えられるため、適切ではありません。

3:×
不足した鉄の補給を目的とした対応です。
激しい運動による溶血性貧血と考えられるため、適切ではありません。

4:○
原因は激しい運動による血球破壊と考えられるため、適切です。

参考になった数2

03

1~3:×
鉄分を取り入れる事は重要であるが、吸収量以上に破壊量が多いと、また貧血が起こるため、対応方針としては望ましくありません。

4:○
過剰な練習で血球が破壊されるため、練習量を減らして、血球の破壊量を減少させます。

参考になった数1