管理栄養士の過去問
第30回
応用力問題 問189
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問189 (訂正依頼・報告はこちら)
K介護老人福祉施設に勤務する管理栄養士である。認知症高齢者における栄養改善を図るために、食事支援を行っている。
利用者は、85歳、女性。5年前に認知症を発症し、施設入所した。6か月間で体重が2.5kg減少している。座位保持は可能であり、上肢に麻痺や拘縮はない。食事は普通食を自力摂取しているが、摂取率は約50%である。食事中に、ぼんやりしていることが多い。身長142cm、体重35kg、BMI 17.4kg/m2。
栄養状態を改善するために優先すべき支援内容である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
利用者は、85歳、女性。5年前に認知症を発症し、施設入所した。6か月間で体重が2.5kg減少している。座位保持は可能であり、上肢に麻痺や拘縮はない。食事は普通食を自力摂取しているが、摂取率は約50%である。食事中に、ぼんやりしていることが多い。身長142cm、体重35kg、BMI 17.4kg/m2。
栄養状態を改善するために優先すべき支援内容である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 食事形態を、きざみ食に変更する。
- 空腹の訴えがある度に、補食を提供する。
- 食事中の声掛けを行う。
- 選択メニューにする。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「食事中の声掛けを行う。」です。
✖
食事は普通食を自力摂取しているとあるので、刻み食の必要はありません。
✖
体重の減少もみられるため、補食もよいですが、まずは食事を自ら摂取するよう支援することが重要です。
〇
ぼんやりしていることが多いので、食事中の声掛けは重要です。
✖
選択メニューにしても、本人が選択できる状況にないので、優先すべきものではありません。
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02
正解は「食事中の声掛けを行う。」です。
×
問題文より『普通食を自力摂取している』とあることから、きざみ食への変更は優先すべき支援内容とはいえません。
×
自ら食べ始めることができない場合、補食を提供しても食べてもらえない可能性が高いため、優先すべき支援内容とはいえません。
○
問題文より『ぼんやりしていることが多い』とあることから、摂食を促すために食事中の声掛けを行います。
×
摂食行動に繋がる可能性はありますが、まずは食事中の声掛けを行うことが適切です。
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03
正解は「食事中の声掛けを行う。」です。
×
食事に関心がある時に行います。
×
食事に関心がある時に行います。
○
食事するという事を忘れている状態のため、声かけにより、刺激を与えます。
×
食事に関心がある時に行います。
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