管理栄養士の過去問
第30回
応用力問題 問192
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問192 (訂正依頼・報告はこちら)
K社員食堂の運営を受託する給食会社に勤務する管理栄養士である。経営状態の改善を目的に、この施設の経営管理を任されることになった。経営状態を把握し、収益性を予測するために損益分岐点分析を行った。この施設のA期からB期への売上高、固定費、変動費の変化を表に示す。
損益分岐点分析から導き出されるアセスメント結果は、変動費率【 a 】、損益分岐点売上高【 b 】、収益性【 c 】であった。【 】に入る正しいものの組合せはどれか。1つ選べ。
損益分岐点分析から導き出されるアセスメント結果は、変動費率【 a 】、損益分岐点売上高【 b 】、収益性【 c 】であった。【 】に入る正しいものの組合せはどれか。1つ選べ。
- (a)上昇 ―――― (b)上昇 ―――― (c)上昇
- (a)不変 ―――― (b)低下 ―――― (c)低下
- (a)不変 ―――― (b)上昇 ―――― (c)低下
- (a)低下 ―――― (b)上昇 ―――― (c)低下
- (a)低下 ―――― (b)低下 ―――― (c)上昇
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この過去問の解説 (3件)
01
変動費率=変動費÷売上高です。
A期:変動費率=120÷240=0.5
B期:変動費率=125÷250=0.5
上記の計算から変動費率は不変となります。
損益分岐点売上高=固定費÷(1-変動費率)です。
A期:損益分岐点売上高=95÷(1-0.5)=190
B期:損益分岐点売上高=105÷(1-0.5)=210
上記の計算から、損益分岐点売上高は上昇しています。
収益性=損益分岐点売上高の上昇で収益性は低下
損益分岐点売上高の低下で収益性は上昇
上記のことから、A期からB期にかけての収益性は低下しています。
よって、
1.2.4.5.✖
3.〇
となります。
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02
3:○
変動費率=変動費÷売上高
損益分岐点売上高=固定費÷(1-変動費率)
A期
a120÷240=0.5
b95÷(1-0.5)=190
B期
a125÷250=0.5
b105÷(1-0.5)=210
a不変:A期もB期も同じ値のため
b上昇:A期190万からB期210万
c低下:損益分岐点売上高が上昇したため
損益分岐点:損失も利益も発生しない売上高、販売量。値が上昇するほど、損失が大きくなります。
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03
【変動費率】=変動費÷売上高
A:120÷240=0.5
B:125÷250=0.5
よって変動費率は不変です。
【損益分岐点売上高】=固定費÷(1-変動費率)
損益分岐点とは、利益も損益もない、収支が等しい点のことです。損益分岐点を低くすることで利益が出やすくなります。
A:95÷(1-0.5)=190
B:105÷(1-0.5)=210
よって、損益分岐点売上高は上昇しています。
【収益性】
損益分岐点の低下により収益性は上昇し、損益分岐点の上昇により収益性は低下します。
よって、収益性はA:190>B:210となり、低下しています。
1:×
変動費率は不変、収益性は低下しています。
2:×
損益分岐点売上高は上昇しています。
3:○
変動費率【不変】、損益分岐点売上高【上昇】、収益性【低下】なので適切です。
4:×
変動費率は不変です。
5:×
変動費率は不変、損益分岐点売上高は上昇、収益性は低下しています。
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