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管理栄養士の過去問 第30回 応用力問題 問194

問題

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K病院に勤務する管理栄養士である。糖尿病と初めて診断された患者を対象に希望者を募って、月1回の糖尿病教室を開催している。教室の食事改善効果を学会で発表しようと考えている。なお、研究倫理委員会の承認を得ている。

同じ月に糖尿病と診断されたが、教室に参加しなかった患者を対照群とすることにした。教室に参加した患者と同じ性・年齢の患者を抽出し、1か月後のHbA1c、BMI、食事内容の変化を比較した。この研究デザインに該当するものとして、正しいのはどれか。1つ選べ。
   1 .
前後比較試験
   2 .
無作為化比較試験
   3 .
非無作為化比較試験
   4 .
症例対照研究
   5 .
症例研究( ケーススタディ )
( 第30回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問194 )
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この過去問の解説 (3件)

7
正解は(3)です。

1.✖
前後比較試験
介入前と、介入後の2回以上の 観察との比較をする方法で、対照群はおかれないので該当しません。

2.✖
無作為化比較試験
対象者を無作為に介入群と対照群とに割り付け、その後の健康現象を比較するものです。
この事例では、無作為に分けていないので該当しません。

3.〇
非無作為化比較試験
治療群(治療を行う群)と対照群(治療をせず観察のみの群)の2つに分けて比較しますが、2つの群に分ける際に無作為ではなく分けている研究を指します。

4.✖
症例対照研究
疾病に罹患した集団を対象に、リスク要因への過去の暴露状況を比較します。
今回、過去は関係ないので該当しません。

5.✖
症例研究( ケーススタディ )
ある事例を詳細に検討するものです。比較対象が無いので該当しません。

付箋メモを残すことが出来ます。
1
1:×
前後比較試験は、対照群を設けない試験ですので、誤りです。

2:×
実施した試験は、参加した患者群と参加しなかった患者群とに作為的に分けているので、無作為化試験ではなく、誤りです。

3:○

4:×
今回の試験は、過去に遡って疾病の要因を調べる訳ではないため、誤りです。

5:×
今回の試験は、教育後の調査のみを行う試験のため、誤りです。


●研究デザイン

前後比較試験:教育前後で、対象者を比較する方法。

無作為化比較試験:対照群と介入群を無作為に分けて比較する方法。

非無作為化比較試験:対照群と介入群を作為的に分けて比較する方法。

症例対照研究:疾病をもつ集団(症例群)と対照群(疾病のない集団)とに分け、過去に遡って疑いのある要因の曝露状況を比較する方法。

0
1:×
前後比較試験とは、介入前後を比較する方法で、対照群はおかれません。
よって、適切ではありません。

2:×
糖尿病教室の参加者と非参加者の比較であり、作為的に割り付けています。
よって、適切ではありません。

3:○
糖尿病教室の参加者と非参加者の比較であり、作為的に割り付けています。
よって、適切です。

4:×
症例対照研究は、罹患群と非罹患群における過去の曝露状況を比較します。
本問では過去の曝露状況を比較したわけではないため、適切ではありません。

5:×
症例研究( ケーススタディ )とは、ある事例の経過を詳細に観察し記述する方法で、対照群はおかれません。
よって、適切ではありません。

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