管理栄養士の過去問
第30回
応用力問題 問195
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問195 (訂正依頼・報告はこちら)
K病院に勤務する管理栄養士である。糖尿病と初めて診断された患者を対象に希望者を募って、月1回の糖尿病教室を開催している。教室の食事改善効果を学会で発表しようと考えている。なお、研究倫理委員会の承認を得ている。
食事内容の変化から教室の効果を検討し、学会で発表した。結果にバイアスをもたらす事項として強調すべき、研究の限界である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
食事内容の変化から教室の効果を検討し、学会で発表した。結果にバイアスをもたらす事項として強調すべき、研究の限界である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 教室効果の検討として、1か月間の観察期間は短い。
- 行動変容の準備性が、2群で異なった可能性がある。
- 月1回の集団教育では、介入の強度が不十分である。
- 1つの病院のデータであるため、一般化できない。
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この過去問の解説 (3件)
01
バイアス:考え方や意見に偏りを生じさせるもの。
1.✖
バイアスが生じる要因として、観察時間が短いことは関係ありません。
2.〇
教室に参加した者の行動変容の準備性が高かったと考えられます。
3.✖
介入の強度は、バイアスとは関係ありません。
4.✖
一般化できないことは、バイアスをもたらす要因とはなりません。
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02
観察期間が短いことは、バイアスとはなりません。
2:○
教室への参加者は、もともと行動変容の準備性が整っていた可能性があり、それが結果に影響することは大いに考えられます。
3:×
介入の強度が不十分だったことは、バイアスとはなりません。
4:×
一般化できないことは、バイアスとはなりません。
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03
バイアスは調査の過程で生じるものですので、誤りです。
2:○
3,4:×
いずれの内容も、評価であってバイアスではありません。
バイアス:真実からの一定のズレや、ズレを生じる過程のことです。データの選択、収集、分析、解釈、データの見直しによって生じます。
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