管理栄養士の過去問
第30回
応用力問題 問196

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問題

第30回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問196 (訂正依頼・報告はこちら)

K市保健センターに勤める管理栄養士である。K市の健康推進プランの策定を担当することになった。K市は勤労世代において、国民健康保険加入者の割合が他の自治体と比較して高い。

次の表は、昨年のK市と県全体の40歳から65歳までの三大主要死因と各々の死亡者数である。K市、県全体のこの年代の人口は、それぞれ5万人と20万人であり、人口構成はほぼ同じである。各死因の死亡率比を求めたところ、悪性新生物 [ a ]、心疾患 [ b ] 、脳血管疾患 [ c ] であった。[   ] に入る正しいものの組合せはどれか。1つ選べ。ただし、基準を1(県全体)とし、小数点第2位を四捨五入すること。
問題文の画像
  • (a)0.2 ―― (b)0.4 ―― (c)0.4
  • (a)0.8 ―― (b)1.5 ―― (c)1.6
  • (a)1.0 ―― (b)0.4 ―― (c)0.3
  • (a)1.3 ―― (b)0.7 ―― (c)0.6
  • (a)2.0 ―― (b)1.5 ―― (c)1.2

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は(2)です。

各死因の死亡率比=K市の死亡率÷県全体の死亡率で求めます。

a=(200÷50000)÷(1000÷200000)=0.8

b=(150÷50000)÷(400÷200000)=1.5

c=(120÷50000)÷(300÷200000)=1.6

よって、

2.〇
1.3.4.5 ✖

となります。

参考になった数1

02

死亡比率は【K市の死亡率÷県全体の死亡率】より求めます。
死亡率は【死亡者数÷人口×1000】です。
死亡率は1000人あたりの死亡数の割合を求めるため1000を乗じます。

【悪性新生物】
K市:200÷50000×1000=4
県全体:1000÷200000×1000=5
死亡比率:4÷5=0.8

【心疾患】
K市:150÷50000×1000=3
県全体:400÷200000×1000=2
死亡比率:3÷2=1.5

【脳血管疾患】
K市:120÷50×1000=2.4
県全体:300÷200000×1000=1.5
死亡比率:2.4÷1.5=1.6

よって、答えは【2】となります。

1:×

2:○

3:×

4:×

5:×

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03

2:○

1、3、4、5:×

死亡率=(死亡件数÷人口)×1000

K市
a(200÷5)×1000=40000
b(150÷5)×1000=30000
c(120÷5)×1000=24000

県全体
a(1000÷20)×1000=50000
b(400÷20)×1000=20000
c(300÷20)×1000=15000

県全体を基準としているため、K市との比率を求めます。
a40000÷50000=0.8
b30000÷20000=1.5
c24000÷15000=1.6

a:0.8 b:1.5 c:1.6

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