管理栄養士の過去問
第31回
社会・環境と健康 問2
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
第31回 管理栄養士国家試験 社会・環境と健康 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
河川または湖沼の水質改善を示す所見である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 大腸菌群数の増加
- 溶存酸素量(DO)の低下
- 浮遊物質(SS)の増加
- 生物化学的酸素要求量(BOD)の低下
- 化学的酸素要求量(COD)の上昇
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (4件)
01
2. 溶存酸素量(DO)の低下ではなく増加です。溶存酸素量とは、水中に溶存する酸素の量のことです。
3. 浮遊物質(SS)の増加ではなく減少です。浮遊物質とは、水中に懸濁している不溶解性の物質のことです。
4. 正解です。生物化学的酸素要求量(BOD)とは、水中の微生物が有機物を分解する際に消費する酸素の量のことです。
5. 化学的酸素要求量(COD)の上昇ではなく減少です。化学的酸素要求量とは、水中の有機物などを酸化剤で酸化する際に消費される酸化剤の量を酸素の量に換算したものです。
参考になった数16
この解説の修正を提案する
02
・大腸菌は動物の糞便などに含まれる菌であり、多いほど水が汚染されている可能性が高まります。
・BOD(=生物化学的酸素要求量)、COD(=化学的酸素要求量)は有機物の分解に必要な酸素の量のことです。
この量は有機物の量と比例し、有機物による汚染の程度の指標になります。
水質が良くなれば有機物による汚濁も少ないはずなのでこれらの量は減ることになります。
・OD(=溶存酸素)は水中に溶けているO2の量のことで、自浄能力の指標になります。
そのため、高いほうが水質は良いとされます。
・SS(=浮遊物質)は水中に浮遊する、粒子径2mm以下の水に溶けない物質の総称です。
これが多いと透明度が下がり、汚染の進んだ水ではこのSSの含有率が上がります。
1:水質改善により大腸菌群数は減少します。
2:水質が改善すれば自浄能力の指標である溶存酸素量は増加すると考えられます。
3:浮遊物質は水質改善により減少します。
正解◎4:生物化学的酸素要求量は水質改善により低下します。
5:化学的酸素要求量は水質改善により低下します。
参考になった数7
この解説の修正を提案する
03
水質改善を示す所見としては
1.大腸菌群数の減少
2.溶存酸素量(OD)の増加
3.浮遊物質(SS)の低下
5.化学的酸素要求量(COD)の低下
が正解になります。
参考になった数4
この解説の修正を提案する
04
河川または湖沼の水質改善を示す所見は下記が正解です。
1.大腸菌群数の減少
2.溶存酸素量(DO)の増加
3.浮遊物質(SS)の減少
4.生物化学的酸素要求量(BOD)の低下
5.化学的酸素要求量(COD)の低下
参考になった数2
この解説の修正を提案する
前の問題(問1)へ
第31回問題一覧
次の問題(問3)へ