管理栄養士の過去問
第31回
社会・環境と健康 問10

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問題

第31回 管理栄養士国家試験 社会・環境と健康 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

循環器疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • LDLコレステロール低値は、虚血性心疾患のリスク因子である。
  • 多量飲酒は、脳出血のリスク因子である。
  • 脳血管疾患による死亡数は、脳梗塞より脳内出血が多い。
  • 脳血管疾患の年齢調整死亡率は、増加傾向である。
  • 心疾患の年齢調整死亡率は、増加傾向である。

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この過去問の解説 (4件)

01

1. LDLコレステロールの高値が、虚血性心疾患のリスク因子です。

2. 正解です。多量の飲酒は、脳出血のリスク因子です。

3. 脳血管疾患による死亡数は多い順に、脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血、その他の脳血管疾患、です。

4. 脳血管疾患の年齢調整死亡率は男女共、昭和40年代後半をピークに減少傾向を示しています。

5. 心疾患の年齢調整死亡率は、平成6年頃から減少傾向を示しています。

参考になった数13

02

1:LDLコレステロールは高値が、
またHDLコレステロールは低値が虚血性心疾患のリスク因子となります。

正解◎2:脳出血は、高血圧や食塩、ストレス、過度の飲酒などで起こりやすくなります。

3:脳血管疾患による死亡で最も多いのは脳梗塞です。
そのため、脳内出血より脳梗塞での脂肪が多いので誤りです。

4&5:脳血管疾患・心疾患ともに年齢調整死亡率は減少傾向にあります。

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03

正解は2です。

1.×
LDLコレステロール低値ではなく、HDLコレステロール低値です。
その他虚血性心疾患のリスク因子は、高血圧、脂質異常症、喫煙、糖尿病、肥満、過度の飲酒、運動不足、年齢、性、ストレスなどがあります。

2.〇
多量飲酒以外にも、高血圧、重筋肉・夜間労働、たんぱく摂取不足、食塩、低アルブミン血症、ストレス、寒冷、家族歴、初老期の男性がリスク因子です。

3.×
脳血管疾患による死亡数は、脳内出血は3万2550人、脳梗塞は6万6058人で、脳梗塞の方が多くなっています。

4.×
脳血管疾患の年齢調整死亡率は、昭和40年をピークに大幅に減少しています。そのため主要死因別にみた年齢調整死亡率でも、肺炎の増加に伴い4位になっています。

5.×
心疾患の年齢調整死亡率は、昭和30年代前半から上昇・低下を繰り返しつつもほぼ横ばいであったが、平成6年から低下(減少)している。
心疾患の粗死亡率は上昇(増加)傾向にあるので注意が必要です。

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04

正解:2

1.LDLコレステロール高値は、虚血性心疾患のリスク因子です。
虚血性心疾患のリスク因子は、高血圧、脂質異常症、喫煙等があります。

2.脳出血のリスク因子は、多量飲酒、高血圧等があります。

3.脳血管疾患による死亡数は、脳内出血より脳梗塞が多いです。

4.脳血管疾患の年齢調整死亡率は、減少傾向です。

5.心疾患の年齢調整死亡率は、減少傾向です。

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