正解は3と5です。
特定保健指導対象者の選定・階層化を行うにあたり、特定健康診査の結果を3つのステップを行い積極的支援、動機付け支援、情報提供への階層化を行います。
しかし、服薬中の者は、医療機関において継続的な医学的管理として受診勧奨になります。
また、前期高齢者については、積極的支援になったとしても動機付け支援となります。
ステップ1
腹囲とBMIで内臓脂肪蓄積のリスクを判定
腹囲
男性 85㎝以上
女性 90㎝以上
BMI
上記以外の人でBMI25以上
ステップ2
追加リスクをカウントする
①血糖
空腹時血糖値100mg/dl以上または
HbA1c5.2%以上
②脂質
中性脂肪150mg/dl以上または
HDLコレステロール40mg/dl未満
③血圧
収縮期130mmHg以上または
拡張期85mmHg以上
ステップ3
対象者を階層化する
①から③の中の当てはまる項目数と
喫煙歴の有無
1.×
HDLコレステロールの項目はありますが、LDLコレステロールの項目はありません。
2.×
尿糖は、特定健康診査の検査項目にはありますが、特定保健指導の項目にはありません。
3.〇
喫煙習慣の有無で、支援の内容が異なってきます。
4.×
血清クレアチニンは、腎機能の指標として使用されるもので、特定健康診査の検査項目にも入っていません。
5.〇
BMIは、特定保健指導の指標になります。
しかし、メタボリックシンドロームの診断基準にはBMIの基準がないので、要注意が必要です。ちなみにHbA1cもありません。