管理栄養士の過去問
第31回
食べ物と健康 問49

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第31回 管理栄養士国家試験 食べ物と健康 問49 (訂正依頼・報告はこちら)

食品中のたんぱく質の変化に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • ゼラチンは、コラーゲンを凍結変性させたものである。
  • ゆばは、小麦たんぱく質を加熱変性させたものである。
  • ヨーグルトは、カゼインを酵素作用により変性させたものである。
  • 魚肉練り製品は、すり身に食塩を添加して製造したものである。
  • ピータンは、卵たんぱく質を酸で凝固させたものである。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

1.×
ゼラチンは、動物の骨や皮に含まれるコラーゲンを加熱変性したものです。

2.×
ゆばは、大豆たんぱく質を加熱変性させたものです。

3.×
ヨーグルトは、牛乳を乳酸発酵させて、カゼインを等電沈殿させています。

4.〇
魚肉練り製品は、すり身に食塩を添加して製造したものです。

5.×
ピータンは、アルカリ性物質を卵の中に浸透させることにより卵たんぱく質をゲル化させたものです。

参考になった数12

02

正解:4

1 . ゼラチンは、動物の皮や骨のコラーゲンを
熱変性させたものです。

2 . ゆばは、豆乳を加熱して大豆のたんぱく質が
加熱凝固してできる膜をすくい取ったものです。

3 . ヨーグルトは、 牛乳、羊乳などに乳酸菌を加え、
カゼインを酸によって変性し固めたものです。

4 . 魚肉練り製品は、すり身に食塩を添加して成型後、
蒸したり焼いたりして凝固させたものです。
魚肉をそのまますりつぶしても弾力があるゲルは
形成されないので、2~3%の食塩と混ぜ合わせゾルを
つくる必要があります。

5 . ピータンは、卵たんぱく質をアルカリ性で凝固させた
ものです。
ピータンは草木灰などを卵殻に塗り、アルカリを
卵の内部に浸透させてつくる保存食です。

参考になった数2

03

1. ゼラチンはコラーゲンに熱を加えて抽出したものです。

2. ゆばは、大豆の植物性たんぱく質を加熱凝固させたものです。

3. ヨーグルトはカゼインを酸性処理して凝固させたものです。

4. 正解です。魚肉練り製品は、すり身に食塩を加えて練って形成した後、加熱してゲル化させたものです。

5. ピータンは、卵たんぱく質をアルカリで凝固させたものです。

参考になった数1