管理栄養士の過去問
第31回
基礎栄養学 問70

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問題

第31回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問70 (訂正依頼・報告はこちら)

栄養学の歴史に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • リービッヒ(Liebig)は、窒素定量法を確立した。
  • マッカラム(McCollum)は、エネルギー換算係数を提唱した。
  • フンク(Funk)は、ビタミンKを発見した。
  • クレブス(Krebs)は、膵臓にリパーゼが存在することを発見した。
  • 鈴木梅太郎は、抗脚気因子を発見した。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.リービッヒは、食品中の窒素がたんぱく質に由来することを発見しました。
 ケルダールが窒素定量法を確立しました。

2.マッカラムは、脂溶性ビタミンA・Dを発見しました。
 ルブネルとアトウォーターがエネルギー換算係数を提唱しました。

3.フンクは、米ぬかの抗脚気因子をビタミンと命名しました。
 ダムがビタミンKを発見しました。

4.クレブスは、クエン酸回路を発見しました。
 ベルナールが膵臓にリパーゼが存在することを発見しました。

5.正しいです。
 1912年に米ぬかの有効成分(ビタミンB1)を分離し、オリザニンと命名しました。

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02

1.リービッヒは、食品中の窒素はほとんどがたんぱく質に由来することを見出し、食品たんぱく質の栄養価は窒素の含有量に基づくものとしました。
窒素定量法を確立したのは、ケルダールです。

2.マッカラムは、バターまたは卵黄の脂肪の中にネズミの成長に不可欠な成分があることを発見しました。前者を「脂溶性A」、後者を「水溶性B」と名付けました。
エネルギー換算係数を提唱したのは、アトウォーターです。

3.フンクは、米ぬかの抗脚気因子をビタミンと名付けました。
ビタミンKを発見したのは、ダムです。

4.クレブスは、1937年にクエン酸回路(TCAサイクル)を発見しました。
膵臓にリパーゼが存在することを発見したのは、ベルナールです。

5.正しいです。
鈴木梅太郎は、1912年に米ぬかの有効成分(ビタミンB1)を分離し、オリザニンと名付けました。

参考になった数5

03

1)×:リービッヒは食品中の窒素がほとんどたんぱく質に由来することを発見しました。
2)×:マッカラムはビタミンA・Dを発見しました。エネルギー換算係数を提唱したのはアトウォーターです。
3)×:フンクはビタミンB1を発見しました。ビタミンKはダムが発見しました。
4)×:クレブスはクエン酸サイクル、尿素サイクルを発見しました。膵臓にリパーゼが存在することを発見したのはベルナールです。
5)○:鈴木梅太郎は、抗脚気因子であるオリザニン(後のビタミンB1)を発見しました。

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