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管理栄養士の過去問 第31回 基礎栄養学 問81

問題

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ビタミンに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
   1 .
脂溶性ビタミンの吸収に、胆汁酸は関与しない。
   2 .
脂溶性ビタミンには、腸内細菌が合成するものがある。
   3 .
食品中β-カロテンのビタミンAとしての生体利用率は、レチノールの1/6である。
   4 .
ビタミンB2は、体内の飽和量を超えると、尿中への排泄量が低下する。
   5 .
ビタミンB12の吸収に必要な内因子は、十二指腸上皮細胞から分泌される。
( 第31回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問81 )
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この過去問の解説 (3件)

13
1.脂溶性ビタミンの吸収に、胆汁酸は関与します。
 脂溶性ビタミンは脂質の消化吸収と同じように胆汁酸塩とミセルを形成します。

2.正しいです。
 脂溶性ビタミンのビタミンKは腸内細菌によって合成されます。
 そのため、通常成人では欠乏症は起きませんが、腸内細菌の少ない新生児(新生児メレナ)や抗生物質治療患者で欠乏症がみられることがあります。

3.食品中βーカロテンのビタミンAとしての生体利用率は、レチノールの1/12です。
 日本人の通常の食事由来のβーカロテンの吸収率は1/6で、βーカロテンのビタミンAへの転換効率は約1/2です。
 よって、食事由来のβ-カロテンのビタミンAとしての生体利用率は1/12(=1/6×1/2)となります。

4.ビタミンB2は、体内の飽和量を超えると、尿中への排泄量が増加します。
 余剰に吸収されたビタミンB2は尿中に排泄されるため、過剰摂取の影響を受けにくいです。

5.ビタミンB12の吸収に必要な内因子は、胃の壁細胞から分泌されます。
 ビタミンB12は、胃の壁細胞から分泌される糖たんぱく質である内因子と結合して、回腸末端部で吸収されます。

付箋メモを残すことが出来ます。
1
1)×:脂溶性ビタミンの吸収に胆汁酸は関与します。胆汁酸の働きとしては、脂溶性ビタミンを乳化し、吸収を助けています。
2)〇:正しいです。腸内細菌を合成する脂溶性ビタミンはビタミンKです。
3)×:食品中β-カロテンのビタミンAとしての生体利用率はレチノールの1/12です。
ビタミンAの計算式:ビタミンA=レチノール+1/12×β-カロテン
4)×:ビタミンB2は、体内の飽和量を超えると、尿中への排泄量が増加します。ビタミンB2は水溶性ビタミンのため、余った分は尿として排泄されます。水溶性ビタミンの過剰症が起こりにくいのはこのためです。
5)×:ビタミンB12の吸収に必要な内因子は胃壁細胞から分泌されます。

0
1.脂溶性ビタミンの吸収に、胆汁酸は関与します。
胆汁の主成分である胆汁酸は、腸内で洗剤の役割をします。水に溶けない脂肪酸、脂溶性ビタミン、コレステロールなどの脂質成分と結合して水と親和させることで、その油成分の吸収を助けています。

2.正しいです。
ビタミンKは腸内細菌によって合成されます。

3.食品中β-カロテンのビタミンAとしての生体利用率は、レチノールの1/12です。
<レチノール当量(RE)=12µg β-カロテン=24µg α-カロテン>

4.ビタミンB2は、体内の飽和量を超えると、尿中への排泄量が増加します。
ビタミンB2は水溶性ビタミンであるため、余剰分は尿として排泄されます。そのため、過剰症は起こりにくいです。

5.ビタミンB12の吸収に必要な内因子は、胃の壁細胞から分泌されます。
ビタミンB12は、内因子である胃の細胞壁から分泌される糖たんぱく質と結合し、回腸末端部で吸収されます。

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