管理栄養士の過去問
第31回
応用栄養学 問87
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問題
第31回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問87 (訂正依頼・報告はこちら)
スキャモンの発育曲線の型とその特徴の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 一般型 -------- 乳児期より学童期に急激に増加する。
- 神経型 -------- 他の型より早く増加する。
- 生殖器型 ----- 出生直後から急激に増加する。
- リンパ型 ----- 思春期以降に急激に増加する。
- リンパ型 ----- 20歳頃に最大値となる。
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この過去問の解説 (3件)
01
<一般型>
頭径以外の全身の外形計測値、呼吸器、消化器、腎・脾臓、心臓、大動脈、筋全体、骨全体、血液量が当てはまります。
曲線は、S字状曲線を示します。
<神経型>
頭径、脳、脊髄、視覚器が当てはまります。
他の型よりも早く増加し、10~12歳で完成します。
<生殖器型>
睾丸、副睾丸、前立腺、卵巣、子宮が当てはまります。
12歳以降急激に増加します。
<リンパ型>
胸腺、リンパ節、間質性リンパ組織が当てはまります。
10~12歳で180%まで発達し(最大値)、その後20歳には100%に戻ります。
これを踏まえ、
1.×:乳児期と思春期に増加します。
2.○
3.×:12歳以降に急激に増加します。
4.×:出生直後から急激に増加します。
5.×:10~12歳頃に最大値となります。
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02
一般型とは、慎重や体重など身体が発育することに加えて呼吸器や消化管などの内臓の発育を示したものです。
一般型は2段階のカーブを描き、乳幼児期に急激に増加し、その後緩やかになり、また思春期に急激に上昇します。
2.○ 正しいです。
神経型とは、脳や脊髄といった神経系の発育を示したものです。
神経系は生後直後から急激に増加し、5~6歳頃には80に達して、20歳で100に達します。
3.× 生殖器型ー思春期から急激に増加します
生殖器型は男児は精巣や陰茎、女児は卵巣や子宮などの生殖器の発育・発達を示したものです。
生殖器型は12~13歳頃までは緩やかですが、思春期から急激に増加します。
4.× リンパ型ー乳幼児期に急激に増加します
リンパ型とは、リンパ組織の発達や免疫系の発育・発達を示したものです。
出生後から12歳頃にかけて神経型と同じように急激に増加し、8歳頃に100に達します。そして12歳頃に180に達し、20歳には100に戻ります。
5.× リンパ型ー12~13歳頃に最大値となります
リンパ型は、出生後から12歳頃にかけて神経型と同じように急激に増加し、8歳頃に100に達します。そして12歳頃に180に達し、20歳には100に戻ります。
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03
一般型:身長・体重・血液量・骨格・筋肉・消化器・呼吸器など→乳幼児期と思春期に急激に発達
脳・神経型:脳・神経系・頭囲・末梢神経・視覚器など→生まれてから急激に発達
リンパ型:胸腺・リンパ腺・扁桃腺→乳幼児期に急激に発達
生殖器型:卵巣・精巣・精巣上皮・子宮・前立腺→12~13歳ごろに最大値に
上記を踏まえて答えていきます
1)×:一般型は乳幼児期は急激に発達しますが、学童期では一度落ち着き、再度急激に発達するのは思春期です
2)〇:乳幼児期に発達、12歳ごろに完成します
3)×:思春期に発達
4)×:12~13歳ごろに最大値になります
5)×:12~13歳ごろに最大値となりその後低下します
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