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管理栄養士の過去問 第31回 応用栄養学 問90

問題

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離乳の進め方に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
   1 .
離乳の開始は、生後2、3か月頃が適当である。
   2 .
離乳食を1日3回にするのは、離乳開始後1か月頃である。
   3 .
舌でつぶせる固さのものを与えるのは、生後7、8か月頃からである。
   4 .
フォローアップミルクは、育児用ミルクの代替品として用いる。
   5 .
哺乳反射の減弱は、離乳完了の目安となる。
( 第31回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問90 )
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この過去問の解説 (3件)

8
1.離乳の開始は、生後5、6ヶ月頃が適当です。
離乳の開始とは、「なめらかにすりつぶした状態の食べ物を初めて与えたとき」のことを指し、生後5、6ヶ月頃が良いとされています。

2.離乳食を1日3回にするのは、生後9ヶ月頃からです。
生後5、6ヶ月は、離乳食を1日1回とし、母乳やミルクは欲しがるだけ与えます。
7、8ヶ月は、離乳食を1日2回とし、母乳やミルクは1日3回程度とします。
9ヶ月以降は、離乳食を1日3回とし、徐々に母乳やミルクを減らしていきます。

3.正しいです。
離乳食の進め方としては、下記を目安とします。
*離乳初期、ゴックン期(生後5、6ヶ月):ドロドロ状
*離乳中期、モグモグ期(生後7、8ヶ月):べたべた状→舌でつぶせる固さ
*離乳後期、カミカミ期(生後9~11ヶ月):歯ぐきでつぶせる固さ
*離乳完了期(生後12ヶ月~):歯ぐきでかめる固さ

4.フォローアップミルクは、育児用ミルクの代替品ではありません。
フォローアップミルクとは、離乳期(9ヶ月頃)から幼児期(3歳頃)にかけて、不足しがちな栄養素(たんぱく質、カルシウム、鉄、ビタミンなど)を補給する目的で調整された粉乳です。そのため、育児用ミルクの代替品ではありません。

5.哺乳反射の減弱は、離乳開始の目安となります。
哺乳反射とは、赤ちゃんが①乳首を見つけて口を開け、②乳首に吸い付き、③母乳やミルクを飲むための一連の原始反射です。
哺乳反射には、「探索反射」・「捕捉反射」・「吸啜反射」・「嚥下反射」の4種類があり、この順番どおりに起こります。これらの反射は5、6ヶ月までに消失します。
そのため、これらの反射が減弱したタイミングが、離乳開始の目安となります。

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3
1.× 離乳の開始は、生後5,6か月が適当です。
 離乳の開始とは、なめらかにすりつぶした状態の食物を初めて与えたときをいい、その時期は生後5・6か月頃が適当です。
 発達の目安は、首のすわりがしっかりしてきている、支えてやると座れる、食物に興味を示す、スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる(哺乳反射の減弱)などです。

2.× 離乳食を1日3回にするのは、生後9か月頃からです。
 離乳開始後1か月(生後5・6か月)は離乳食を1日1回与え、乳汁は子どもの欲するままに与えます。
 生後9か月以降から離乳食は1日3回に増やし、歯ぐきで潰せる固さのものを与えます。

3.○ 正しいです。
 生後7・8か月になると離乳食は1日2回に増やします。乳汁は離乳食の後にそれぞれ与え、離乳食とは別に母乳は子どもの欲するままに、育児用ミルクは1日3回程度与えます。
 この時期には、舌で潰せる固さのものを与えます。

4.× フォローアップミルクは、育児用ミルクの代替品ではありません。
 フォローアップミルクは良質のたんぱく質、鉄、ビタミン、ミネラルを強化して調製された粉乳で、母乳や育児用ミルクと比較するとたんぱく質が多く含まれます。
 離乳食が1日3回になった頃、離乳食で不足する栄養素を補う目的で使用されるミルクで、母乳や育児用ミルクの代替品ではありません。

5.× 哺乳反射の減弱は、離乳開始の目安となります。
 哺乳反射は、原始反射であり、大脳の発達と伴い、生後約5か月頃から消え始めるので、それが開始の目安となります。
 離乳の完了は、形のある食物を噛み潰すことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分が乳汁以外の食物から摂れるようになった状態です。
 時期は生後12~18か月頃です。

0
1)×:離乳食開始は、生後5,6カ月ごろが目安となります。哺乳反射の減弱も目安となります。
2)×:離乳食を1日3食にするのは、生後9か月頃です。離乳食開始1か月頃は1日2食が目安となります。
3)〇:正しいです。
4)×:フォローアップミルクは育児用ミルクの代替品ではなく、この時期に不足しやすい鉄などの栄養素を補給するためのものです。
5)×:哺乳反射の減弱は離乳食開始の目安となります。

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