管理栄養士の過去問
第31回
応用栄養学 問96
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問題
第31回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問96 (訂正依頼・報告はこちら)
K介護保険施設に勤務する管理栄養士である。利用者は80歳、女性。身長150cm、体重40kg、BMI17.8kg/m2。食事は自立しているが、普通食ではむせることがあり、主食は全粥としている。この利用者の副菜として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- もずくの酢の物
- 刻んだきゅうりの漬物
- やわらかく煮ただいこん
- 小松菜ともやしの和え物
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この過去問の解説 (3件)
01
咀嚼・嚥下機能低下している場合、調理形態の工夫が必要です。
例えば、「柔らかく調理する」・「水分にとろみをつける」・「餡をかけ、口の中で食事がばらけないようにする(食塊を形成する)」・「使用食材や調味料を考慮する(固い食材やむせを引き起こす調味料:酢や香辛料は控える)」などの方法があります。
これを踏まえ、
1.×:酢のものはむせやすいため不向きです。
2.×:刻んであるものは口の中で食塊が作りにくいため、誤嚥のリスクが高まります。
そのため、細かく刻んであるものは不向きです。
3.○:やわらかいものは噛みやすいため、適しています。
4.×:繊維の多い野菜は噛みにくいため不向きです(特に小松菜の茎の部分)。
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02
これを前提にして、回答します。
1)×:酢の物はむせやすいため、NGです。
2)×:刻んであるものは、口の中でばらけやすいため誤嚥しやすくなります。
3)〇:正しいです。
4)×:葉物野菜は繊維が多いため噛みにくく、対象者には不適切でしょう。
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03
咀嚼機能・嚥下反射が低下しているときの食事は、その程度に応じて食物にとろみをつける、切り方を工夫するなど調理方法の工夫をします。
噛みにくい、喉につかえやすい、むせやすい食材は特に注意が必要です。
以上のことを踏まえ、解説します。
1.×
酢の物など酢の香りの強いものはむせやすいので不向きです。
2.×
刻んであるものはバラバラになって食塊が作りにくく、誤嚥しやすいので不向きです。
3.○
適度に形があり、噛みやすいので適しています。
4.×
繊維の多い野菜は噛みにくく、不向きです。
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