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管理栄養士の過去問 第31回 応用栄養学 問97

問題

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スポーツ選手の栄養に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
   1 .
持久型種目の選手では、炭水化物摂取が重要である。
   2 .
筋肉や骨づくりには、たんぱく質摂取が重要である。
   3 .
スポーツ貧血の予防には、ビタミンA摂取が重要である。
   4 .
運動後の疲労回復には、早いタイミングでの栄養補給が重要である。
   5 .
熱中症予防では、運動中の水分と電解質の補給が重要である。
( 第31回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問97 )
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この過去問の解説 (3件)

3
1.○ 正しいです。
 筋グリコーゲン蓄積量が多いほど、運動持続時間は長く(全身持久力が高く)なります。
 筋グリコーゲン量は、炭水化物摂取量に伴って増減するため、筋グリコーゲン量を増加させたい場合には高炭水化物食とします。

2.○ 正しいです。
 丈夫な骨は、コラーゲンの材料となるたんぱく質とカルシウムが結合して作られるため、たんぱく質摂取は重要です。
 また、筋肉量を増やすためにも、筋肉たんぱく質の合成が必要なため、たんぱく質摂取は重要です。

3.× スポーツ貧血の予防には、鉄やたんぱく質、ビタミンC摂取が重要です。
 スポーツ性貧血は、激しい運動トレーニングに伴って発現する貧血です。多くは鉄欠乏性貧血と溶血性貧血です。
 スポーツ性貧血の予防には、赤血球の主材料となる鉄、赤血球の吸収率を上げるたんぱく質やビタミンC摂取が重要です。

4.○ 正しいです。
 運動後の炭水化物摂取時間が早いほど疲労回復が早くなります。また、筋グリコーゲンの再合成量が多くなります。
 たんぱく質も同様に、筋肉量や筋力を効率よく増大させるためには、運動直後の早い時期に摂取することが望ましいです。

5.○ 正しいです。
 高温環境下での運動時には、10L以上もの水分が失われ、体水分量が2%低下すると、運動能力や体温調節機能が低下したり、熱中症の危険があります。
 発汗によって水分とナトリウムなどの電解質が失われるため、電解質を含む飲料水を補給します。
 安全に運動するためには、運動の30分前に250~500ml、運動中は15分ごとに、運動後は体重減少量の70~80%程度を目安に水分補給することが望ましいです。

付箋メモを残すことが出来ます。
0
1)〇:正しいです。筋グリコーゲン蓄積量が多いほど、持久力を保つことができるため、しっかり蓄積するために炭水化物の補給が重要になります。
2)〇:正しいです。たんぱく質は体づくりをする上で重要な役割を担っています。
3)×:スポーツ貧血の予防には、鉄、ビタミンC、葉酸、ビタミンB12の摂取が有効です。
4)〇:正しいです。運動後の炭水化物摂取時間が早いほど、筋グリコーゲンの再合成量が多くなります。
5)〇:正しいです。水分だけではなく、電解質も補給することで、体温と体液の維持につながります。

0
1.正しいです。
持久型種目には、筋グリコーゲンが必要であるため、炭水化物摂取が重要です。
運動に必要なエネルギー源は、炭水化物と脂質が中心となります。
特に、炭水化物は運動時に最も効率よく使われ、運動強度が高いほどエネルギー源として炭水化物が使われる割合が高くなります。
また、エネルギーは主にグリコーゲン(肝臓・筋肉)・中性脂肪(脂肪組織)の形で蓄えられますが、グリコーゲンを増加させたいときには、高炭水化物食とする必要があります。

2.正しいです。
たんぱく質は、筋肉・骨・血液の材料となる重要な栄養素で、身体づくりにおいて重要な役割を担っています。

3.スポーツ貧血の予防には、鉄・ビタミンC・たんぱく質の摂取が重要です。
スポーツ性貧血は、“鉄欠乏性貧血”・“溶血性貧血”が多いです。
貧血となる原因は、①食事からの鉄の摂取不足、②消化管や尿への流出による鉄不足(排泄量の増加)、③溶血(赤血球の破壊)、④循環血液量の増大による血液希釈(希釈性貧血)が挙げられます。
これを予防するためには、鉄(赤血球の材料)やビタミンC・たんぱく質(鉄の吸収率を高める)の摂取が重要となります。

4.正しいです。
運動後の炭水化物摂取時間が早いほど、筋グリコーゲンの再合成量が多くなり、疲労回復を高めます。
また、たんぱく質も早期に摂取することで、筋肉量や筋力を効率よく増大させるため必要です。

5.正しいです。
運動による発汗により、水や電解質の損失が高まります。これにより、熱中症になりやすくなります。
体温と体液を維持するため、水分と電解質(ナトリウム、塩素、カリウム、カルシウム、マグネシウムなど)の補給が重要となります。
熱中症・脱水予防には、運動前・運動中・運動後の水分補給(スポーツ飲料など)は必須です。

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