管理栄養士の過去問
第31回
栄養教育論 問105
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問題
第31回 管理栄養士国家試験 栄養教育論 問105 (訂正依頼・報告はこちら)
肥満の小学生の保護者を対象に行った、間食を減らすための対処法の支援と行動変容技法の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 食べ過ぎそうな時には、一緒に散歩することを勧めた。 ----------------------- ソーシャルスキルトレーニング
- ソフトドリンクの買い置きをしないよう助言した。 ----------------------------- 刺激統制法
- 祖父母からの差し入れの断り方を練習した。 -------------------------------------- ストレスマネジメント
- 食べ過ぎたら、次の日は気をつけようと話すことを勧めた。 ----------------- 行動置換
- ながら食いをやめるため、テレビを見る時間を減らすよう助言した。 ----- 反応妨害・拮抗
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この過去問の解説 (3件)
01
目標設定:目標を設定し意思表示することで、目標を明確化し取り組みやすくする方法
反応妨害・拮抗:欲求を我慢するために、別の行動に置き換える方法
刺激統制:行動を起こさせる刺激を除去する方法
オペラント強化:報酬を用いて行動を促す方法
認知再構成:偏った思考に働きかけ、望ましい考え方や行動ができるように修正する方法
セルフモニタリング:自分の行動を観察、記録、評価する方法
ソーシャルスキルトレーニング:円滑な人間関係を築ける技術を訓練する方法
1. 食べたいという欲求を、一緒に散歩するという別行動に置き換えているので、「反応妨害・拮抗」です。
2. 正解です。ソフトドリンクという行動を起こさせる刺激を除去しているので、「刺激統制」です。
3. 相手の気分を害さない断り方を練習し、円滑な人間関係を築こうとしているので、「ソーシャルスキルトレーニング」です。
4. 次の日は気をつけようと話すことで、望ましい行動ができるように修正しているので。「認知再構成」です。
5. テレビという行動を起こさせる刺激を除去することで、ながら食いを辞めさせようとしているので、「刺激統制」です。
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02
②「ソフトドリンクの買い置き」という先行行動を防ぐ(=刺激)するので、刺激統制法です。
③「祖父母からの差し入れを断る練習」という、人間関係を円滑にするための技能を習得することで行動変容を起こすので、ソーシャルスキルトレーニングです。
④「食べ過ぎる」という否定的な言動を「次の日は気を付けようと話す」という認識に改めているので、認知再構成法です。
⑤「ながら食い」という欲求を妨害する(=やめる)ために、テレビを見る時間を減らすように助言しているため、刺激統制法です。
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03
2. ソフトドリンク(刺激)を常備せず、間食を減らしやすく環境を変えており、刺激統制と言えます。
3. 対人交流技術を高める、ソーシャルスキルトレーニングです。
4. 食べ過ぎたら(食べ過ぎてはいけないという認知)、次の日は気をつけようと話す(認知を改めるためにプラスに捉える)→認知再構成です。
5. ながら食いという行動に関わるテレビを見るという環境を変えて間食を減らすという目標を実行しやすくする→刺激統制です。
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