管理栄養士の過去問
第31回
栄養教育論 問109

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問題

第31回 管理栄養士国家試験 栄養教育論 問109 (訂正依頼・報告はこちら)

地域住民の野菜摂取量増加を目的とした、食物へのアクセスの整備に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
  • 地場産野菜を販売する直売所を増やす。
  • スーパーマーケットの営業時間を延長する。
  • 小売店が販売する野菜に、生産者名のポップ(POP)を掲示する。
  • 地場産野菜を使ったレストランを作る。
  • 野菜生産農家による宅配事業を開始する。

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この過去問の解説 (3件)

01

野菜摂取量の増加という望ましい行動を取ってもらうためには、その行動を支援するための周りの環境整備が必要となります。
環境整備には、「食物へのアクセス」と「情報へのアクセス」の2種類があります。

食物へのアクセスは、食物の生産から消費に至るまでのシステムをさし、人々がより健康的な食物が入手しやすい環境を整えることを目的とします。

情報へのアクセスは、人々が栄養や食生活、健康に関する正しい情報を的確に得られる状況を作り出すことを目的とします。

1. 正解です。地場産野菜の直売所を増やすことによって、野菜を購入する機会が増えます。

2. 正解です。今までスーパーマーケットに行けなかった人も、野菜を購入できるようになります。

3. ポップは、生産者の情報を与えており、情報へのアクセスです。

4. 正解です。料理が苦手な人、作れない人の野菜摂取量が増えることが期待できます。

5. 正解です。買い物に行くことができない人の野菜の購入を増やすことが期待できます。

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02

健康な食生活を送るためのアクセスとして、「食物へのアクセス」と「情報へのアクセス」があります。「食物へのアクセス」とは、食物が生産されて、消費者の元に届くまでのシステム全体を指します。「情報へのアクセス」とは、健康な食生活を送るための情報とその流れ全体を指します。

①販売場所なので、食物へのアクセスの整備です。

②販売場所であるスーパーマーケットの営業に関することなので、食物へのアクセスの整備です。

③野菜の生産者情報に関することなので、情報へのアクセスの整備です。

④食事場所であるレストランに関することなので、食物へのアクセスの整備です。

⑤食物の宅配事業に関することなので、食物へのアクセスの整備です。

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03

食べ物へのアクセスと情報へのアクセスの二つを合わせたものが食環境です。

食べ物へのアクセス:食物生産・加工・流通・提供システム
情報へのアクセス:情報提供システム


1. 食べ物へのアクセスの整備と言えます。

2. 食べ物へのアクセスの整備と言えます。

3. 情報へのアクセスの整備と言えます。

4. 食べ物へのアクセスの整備と言えます。

5. 食べ物へのアクセスの整備と言えます。

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