管理栄養士の過去問 第31回 栄養教育論 問113

カウンセリングでは、相手の気持ちや行動を受け止め、共有し、問題解決を図れるよう手助けすることが必要です。

今回の場合は、乳児は順調に発育しているので、1〜3のように母乳や離乳食が足りないというわけではありません。ですので、母乳の飲ませ方や離乳食の指導をしたからといって、母親の不安を取り除けるとはいえません。

4.のように身体発育曲線を用いて、体重がカーブに沿っていることを視覚的に理解させることによって、母親の不安を取り除くことができます。

栄養カウンセリングでまず大切なことは、相手の気持ちを受け止め、共感し、もし不安要素があるのなら、それを取り除くよう進めていくことです。

①乳児の飲み方を確認してもらうことは、不安要素を取り除く方法ではありません。

②離乳食の進み具合を確認してもらうことは、不安要素を取り除く方法ではありません。

③乳児の食事量を確認してもらうことは、不安を取り除く方法ではありません。

④体重が発育曲線のカーブに沿っていることを確認してもらうことで、母親の育児に肯定的な態度をとり、不安を取り除くことができます。

1. 母親の不安軽減として適していない。

2. 離乳食の進み具合には個人差があるため、適していない。

3. 乳児の食事量には個人差があり、適していない。

4. 順調に発育していることを確認でき、母親の不安軽減に適している。