管理栄養士の過去問
第31回
臨床栄養学 問116

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問題

第31回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問116 (訂正依頼・報告はこちら)

医療と臨床栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • クリニカルパスにより、チーム医療は不要になる。
  • リスクマネジメントには、リスクの特定が含まれる。
  • ノーマリゼーションは、患者の重症度を判別することである。
  • アドヒアランスは、障がい者への栄養介入を実施することである。
  • セカンドオピニオンは、患者が栄養食事指導を受ける権利である。

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この過去問の解説 (3件)

01

1. クリニカルパスとは良質な医療を効率的、適正にかつ安全に提供するため、医療を標準化するための診療計画表です。クリニカルパスによりチーム医療が不要になるということはありません。

2. リスクマネジメントとは医療に伴う事故やトラブルをなくすために、リスクに関して病院の組織を指揮し管理調整された活動です。
リスクマネジメントにはリスクアセスメント、リスクの特定、リスク分析、リスク評価、リスク対応が含まれます。

3. ノーマリゼーショントは障害者が健常者と共存して生活できる社会を目指す考え方です。
災害時に患者の重症度を判別し、適切な搬送・治療を行うのがトリアージです。

4. アドヒアランスとは患者が積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に基づく治療行為の遵守を言います。患者が医師の指示通りに治療を受けるコンプライアンスとは対照的です。

5. セカンドオピニオンとは患者が主治医以外の医師に意見を求めることです。

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02

1. クリニカルパスとは、治療や検査の実施内容をスケジュール表のようにまとめた入院診療計画書です。これがあることによって、医療スタッフが患者の治療計画を共有化でき、チーム医療に役立てられています。

2. 正解です。リスクマネジメントとは、リスクを特定、分析、評価し、リスクが発生した際の被害を最小限に抑えるための対策を実施することをさします。

3. ノーマリゼーションとは、障害者が健常者と区別されることなく共に暮らせるような社会づくりを目指す考え方です。

4. アドヒアランスとは、患者が治療方針の決定に深く関与し、その決定に従って治療を受けることをさします。

5. セカンドオピニオンとは、病気の診断結果や治療法について、主治医以外の医師から意見を聞くことをさします。

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03

①クリニカルパスとは、患者状態と診療行為の目標、および評価・記録を含む標準診療計画です。

②リスクマネジメントには、「リスクの特定」「リスクの分析」「リスクへの対応」「対応の評価」が含まれます。

③ノーマリゼーションとは、すべての人がもつ、通常の生活を送る権利を可能な限り保障することを目標に、社会福祉をすすめることです。

④アドヒアランスとは、患者が積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に従って治療を受けることです。

⑤セカンドオピニオンとは、患者がある病気で診断を下された際に、診断結果やその後の治療方針や治療方法について、主治医以外の医師から意見を聞くことです。

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