管理栄養士の過去問
第31回
臨床栄養学 問123

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問題

第31回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問123 (訂正依頼・報告はこちら)

超低エネルギー食(VLCD)に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 外来通院治療とする。
  • 6ヶ月以上、継続する。
  • インスリン治療中の患者は、禁忌である。
  • 1,000kcal/日である。
  • 水分摂取量を制限する。

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この過去問の解説 (3件)

01

①入院管理での治療を行います。

②約4週間の治療です。

③インスリン治療中の患者は禁忌です。他にも、うつ病の既往がある人、肝疾患や腎疾患がある人などは禁忌です。

④200~600kcal/日です。

⑤水分は積極的に摂取させます。

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02

超低エネルギー食(VLCD)は、重症肥満者を対象に減量目的で行う、食事療法です。

1. 低血糖などの副作用が出る恐れがあるため、入院してもらい、医療機関の監視のもと行います。

2. 長期的な減量は難しく、また副作用が出る恐れがあるため、実施期間は1〜3週間程度が望ましいです。

3. 正解です。副作用として低血糖を発症する恐れがあるため、インスリン治療中の患者は禁忌です。

4. 1日600kcal以下の食事です。

5. 副作用として、起立性低血圧が起きることがあるため、水分をじゅうぶん摂取し、血液量を増やすことが望ましいです。

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03

VLCDは通常の減食療法を長期に実施しても十分な減量ができない場合や、難治性の高度肥満者を対象にして行われます。

1. 医師の厳格な管理のもと入院して行います。

2. 4週間を1クールとして行います。微量栄養素の不足になるため6週間以上は継続しない方が良いです。

3. インスリン治療中の患者は禁忌です。

4. 600kcal/日以下とします。

5.水分は十分に摂取させます。

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