管理栄養士の過去問
第31回
臨床栄養学 問129
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問題
第31回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問129 (訂正依頼・報告はこちら)
消化器疾患の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 急性肝炎の黄疸時では、たんぱく質の摂取量を制限する。
- C型慢性肝炎では、鉄の摂取量を増やす。
- 胆石症では、食物繊維の摂取量を制限する。
- 急性胆のう炎では、脂質の摂取量を制限する。
- 急性膵炎では、脂質の摂取量を増やす。
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この過去問の解説 (3件)
01
②C型慢性肝炎では、鉄のコントロール機構に障害が出るため、摂取量を6~7g/日以下まで制限します。ただし、栄養状態への配慮をしながら進めることが大切です。
③胆石症では、脂質の摂取量を制限します。10g/日以下からはじめ、最終的には30g/日以下に抑えます。
④急性胆のう炎では、脂質の摂取量を制限します。
⑤急性膵炎では、脂質の摂取量を制限します。胆のう疾患と同様、脂質10g/日以下からはじめ、30g/日以下まで段階的にアップします。
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02
2. C型慢性肝炎では、鉄の蓄積による細胞毒性が問題とされ、鉄を制限します。(7mg/日)
3. 胆石症では脂質・コレステロールを制限し、アルコール性飲料など刺激物は控え、コレステロール低下作用が期待される食物繊維は十分摂取します。
4. 急性胆のう炎では絶食とし、非経口的に水分とその他の栄養素を補給する。その後、脂肪や刺激の少ない流動食から開始します。
5. 急性膵炎では脂質を制限します。
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03
2. C型肝炎では、肝細胞に鉄の過剰蓄積が報告されているため、鉄の摂取量を制限します。
3. 胆石症は、急性期は絶食とし、回復期は徐々に普通食に切り替えますが、脂質の摂取量は制限します。
4. 正解です。急性胆のう炎では、脂質の摂取量を制限します。
5. 急性膵炎では、急性期は絶飲絶食とし、その後、回復期、安定期も脂質の摂取量は控えます。
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