管理栄養士の過去問
第31回
臨床栄養学 問142
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問題
第31回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問142 (訂正依頼・報告はこちら)
褥瘡の病態と栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
- 栄養状態の低下は、発症の外的要因である。
- 糖尿病患者では、悪化しやすい。
- 踵骨部は、好発部位である。
- たんぱく質漏出期には、低たんぱく質食とする。
- 水分制限は、褥瘡を改善させる。
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この過去問の解説 (3件)
01
解説は以下のとおりです。
栄養状態の低下は、発症の内的要因となります。
糖尿病になると、末梢循環器障害、末梢神経障害、免疫機能の低下などを起こし、褥瘡が悪化しやすくなります。
褥瘡は仰臥位では仙骨部が最も多く、ついで踵骨部、肩甲骨部、後頭部などがあり、側臥位では大転子部と足の外踝部に多く見られます。
たんぱく質の不足は褥瘡悪化の原因となります。
水分は十分に摂取させます。
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02
解説は以下のとおりです。
栄養状態の低下は、発症の内的要因です、内的要因には他に、基礎疾患、貧血、脱水、浮腫、感染、高齢などがあげられます。また、外的要因には、皮膚の汚染、機械的刺激、肥満による体圧があります。
正解です。糖尿病患者では、褥瘡は悪化しやすいです。
正解です。踵骨は褥瘡の好発部位です。他にも、後頭骨、肩甲骨、肘頭、仙骨、坐骨などで好発します。
褥瘡の栄養管理では、たんぱく質をじゅうぶんに摂取させます。
脱水は褥瘡発症の内的要因のため、水分制限は褥瘡を悪化させます。
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03
褥瘡の病態と栄養管理に関する問題です。
栄養状態の低下は、発症の内的要因です。内的要因には、他にも、糖尿病、活動性低下などがあり、外的要因には、圧迫や摩擦、ズレなどがあります。
糖尿病患者では、末梢血管の血液循環が生じるため、悪化しやすくなります。
踵骨部は、好発部位です。他にも、仙骨部、腸骨部などがあります。
たんぱく質漏出期には、食事から十分なたんぱく質を補い、栄養状態を改善させるため、十分なたんぱく質を摂ります。
水分は、少なくとも1Lは摂取するようにします。
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