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管理栄養士の過去問 第31回 臨床栄養学 問141

問題

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先天性代謝異常症とその栄養管理で制限する栄養素の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
   1 .
フェニルケトン尿症 ----- チロシン
   2 .
メープルシロップ尿症 ----- 芳香族アミノ酸
   3 .
ホモシスチン尿症 -------- メチオニン
   4 .
糖原病Ⅰ型 ----------------- ブドウ糖
   5 .
ガラクトース血症 -------- 果糖
( 第31回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問141 )
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この過去問の解説 (3件)

10
1. フェニルケトン尿症は、フェニルアラニンをチロシンに変換する酵素の活性が弱いため、フェニルアラニンの過剰蓄積を起こします。そのため、フェニルアラニンを制限します。

2. メープルシロップ尿症は、分岐鎖アミノ酸(バリン、ロイシン、イソロイシン)を代謝する酵素の活性が弱いため、分岐鎖アミノ酸とその代謝物の過剰蓄積が起こります。そのため、分岐鎖アミノ酸を制限します。

3. 正解です。ホモシスチン尿症は、メチオニンの代謝物であるホモシステインが過剰蓄積します。そのため、メチオニンを制限します。

4. 糖原病Ⅰ型では、グリコーゲンが分解されても血中に放出することができないため、低血糖を起こします。そのため、ブドウ糖を制限するべきではありません。

5. ガラクトース血症では、ガラクトースの代謝が障害されます。そのため、ガラクトースを制限します。

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2
1. フェニルアラニンは体内でチロシンに変換されます。この変換酵素が欠損していると、フェニルケトン尿症になります。フェニルケトン尿症ではフェニルアラニンを制限します。

2. 分肢鎖アミノ酸は体内で分肢鎖α-ケト酸、アセチルCoA等に変換されます。分肢鎖α-ケト酸をアセチルCoAに変換する酵素が欠損していると、尿中α-ケト酸が増加し、メープルシロップ臭のする尿や汗が出るようになります。これをメープルシロップ尿症と言います。メープルシロップ尿症では分肢鎖アミノ酸を制限します。

3. メチオニンは体内でホモシステイン、シスタチオニンに変換されます。ホモシステインをシスタチオニンにする酵素が欠損していると、ホモシステイン尿症となります。ホモシスチン尿症ではメチオニンを制限します。

4. 糖原病I型はグリコーゲンいかに必要な酵素の先天的異常により組織にグリコーゲンが蓄積する病気です。高糖質、低脂質とします。

5. ガラクトース血症ではガラクトースを制限します。

0
1.フェニルケトン尿症は、体内でチロシンに変換する酵素が欠損し、フェニルアラニンが蓄積していく疾患です。なので、フェニルアラニンを制限します。

2.メープルシロップ尿症は、分岐鎖アミノ酸が代謝されずに蓄積する疾患なので、分岐鎖アミノ酸を制限します。

3.ホモシスチン尿症は、メチオニンが代謝されずに蓄積されるため、メチオニンを制限します。

4.糖原病Ⅰ型は、グリコーゲンを代謝できない疾患です。グルコースに変換できないガラクトースを含む乳糖、果物に含まれる果糖および砂糖(しょ糖)の成分である果糖を制限します。

5.ガラクトース血症は、ガラクトースが代謝できずに蓄積する疾患なので、ガラクトースを制限します。

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