管理栄養士の過去問
第31回
公衆栄養学 問144
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問題
第31回 管理栄養士国家試験 公衆栄養学 問144 (訂正依頼・報告はこちら)
最近の国民健康・栄養調査結果からみた、成人の栄養・食生活状況に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
- 肥満者(BMI≧25.0kg/m2)の割合は、60歳代が20歳代より低い。
- やせの者(BMI<18.5kg/m2)の割合は、男性が女性より高い。
- 都道府県別の食塩摂取量の差は、1g未満である。
- 野菜摂取量は、世帯の所得が高いほど多い。
- 朝食の欠食率は、39歳以下が40歳以上より高い。
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この過去問の解説 (3件)
01
1. 平成27年の結果では、肥満者の割合は
男性では、60歳代で29.6%、20歳代で26.6%
女性では、60歳代で21.7%、20歳代で10.2%
であり、いずれも60歳代の方が高いです。
2. やせの者の割合は、男性が4.2%、女性が11.1%であり、男性の方が低いです。
3. 平成24年の国民健康・栄養調査の結果から、都道府県別食塩摂取量は
男性では、岩手県で最も多く12.9g、沖縄県で最も少なく9.5gであり、その差は3.4gです。
女性では、岩手県と長野県で最も多く11.1g、沖縄県で最も少なく7.8gで、その差は2.3gです。
4. 正解です。野菜の摂取量は
男性では、世帯所得200万円未満で256g、200万円以上600万円未満で276g、600万円以上で293g
女性では、世帯所得200万円未満で270g、200万円以上600万円未満で278g、600万円以上で305g
となり、世帯所得が高くなるほど多くなっています。
5. 正解です。朝食欠食率は39歳以下が40歳以上より高くなっています。
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02
肥満者の割合が最も多いのは男性は30歳代(36.5%)、女性は70歳代以上(23.8%)です。
(平成27年国民健康・栄養調査)
2. 痩せの者の割合は女性11.1%、男性4.2%です。
痩せの者の割合が最も高いのは20歳代で22.3%です。
(平成27年国民健康・栄養調査)
3. 都道府県別の食塩摂取量の差は1g以上あります。
(平成18~22年国民健康・栄養調査)
4. 野菜摂取量は世帯所得が高いほど多いです。
(平成26年国民健康・栄養調査)
5. 朝食欠食率が最も高いのは男性30歳代25.6%、女性20歳代です。男性女性とも40歳代以上はそれ以前より低くなっています。
(平成27年国民健康・栄養調査)
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03
2.平成27年国民健康・栄養調査によると、やせの者(BMI<18.5kg/m2)の割合は、男性より女性のほうが高い結果になっています。
3.平成18~22年の5年分の国民健康・栄養調査によると、都道府県別の食塩摂取量が上位群と下位群の差は、1gを超えています。
4.平成26年国民健康・栄養調査によると、世帯所得が600万円未満の中・低所得者層は、600万円以上の高所得者層より食事が主食(穀類)に偏り、野菜や乳類の摂取量が少ないなど、栄養バランスが欠けている傾向にあります。
5.平成27年国民健康・栄養調査によると、朝食の欠食率は、39歳以下が40歳以上より高くなっています。
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