管理栄養士の過去問
第31回
給食経営管理論 問176

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問題

第31回 管理栄養士国家試験 給食経営管理論 問176 (訂正依頼・報告はこちら)

給食施設における冷蔵設備と、始業時の庫内温度の記録の組合せである。不具合を疑うものとして、正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 検収室の肉冷蔵庫6℃
  • 検収室の魚冷蔵庫8℃
  • 検収室の野菜冷蔵庫9℃
  • 下処理室から調理室へのパススルー冷蔵庫4℃
  • 盛り付け室の製品冷蔵庫8℃

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この過去問の解説 (3件)

01

1.× 
 食肉の保存温度は10℃以下で管理することが必要なため、検収室の肉冷蔵庫の不具合を疑うことはありません。

2.○
 生鮮魚介類の保存温度は5℃以下で管理することが必要なため、検収室の魚冷蔵庫の庫内温度の記録が8℃であるならば、冷蔵庫の不具合が疑われます。

3.×
 生鮮果実・野菜の保存温度は10℃前後で管理することが必要なため、検収室の野菜冷蔵庫の不具合を疑うことはありません。

4.×
 パススルー冷蔵庫とは、両面扉の冷蔵庫で、食材の流れを一方通行にすることができます。
 野菜・果物は10℃前後、食肉は10℃以下、魚介類は5℃以下で管理することが必要なため、下処理室から調理室へのパススルー冷蔵庫の不具合を疑うことはありません。

5.×
 調理後直ちに提供される食品以外の食品は、病原菌の増殖を抑制するために、10℃以下又は65℃以上で管理することが必要なため、盛り付け室の製造冷蔵庫の不具合を疑うことはありません。 

参考になった数4

02

1:肉の保管温度は10℃以下とされています。ほかにも野菜、果物、乳製品などがあります。

正解2:魚介類の保管は5℃以下なので、魚冷蔵庫の温度が上がっており不具合の可能性があります。

3:野菜は10℃以下での保管なので適切と言えます。

4:野菜・果物は下処理後、「調理まで30分以上を要する場合は10℃以下で冷蔵保存」
もしくは「30分未満に調理」とされています。
  魚介類・食肉類は「下処理後速やかに調理へ移行させる」とあります。
そのため、パススルー冷蔵庫は4℃で問題ありません。

5:調理後の食品の温度管理は、10℃以下または65℃以上とされています。

参考になった数3

03

1.× 2.〇 3.×
検収室での食材ごとの冷蔵庫内の温度は以下の通りになります。

肉類⇒10℃以下
魚介類⇒5℃以下
野菜類⇒10℃前後

よって、問2で魚冷蔵庫が8℃になっているため、魚の鮮度が落ち、腐敗が進んでいる可能性があります。

4.× この場合、下処理後の保存温度を覚えておく必要があります。
野菜類は調理まで30分以上要する場合には10℃以下で保存、肉類・魚類は速やかに調理に移らなければいけません。よって、10℃以下であれば適切であると言えます。

5.× この場合は、10℃以下で問題ありません。
また、温かいものは65℃以上で保管しなければいけません。

参考になった数2