管理栄養士の過去問
第31回
応用力問題 問182

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問題

第31回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問182 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文を読み問いに答えよ。

単独調理場方式のK小学校に勤務する管理栄養士である。学校に対して、Aさんの保護者から給食についての相談があった。
Aさんは、この春に入学予定の男児。食物アレルギーがあり、家庭で複数の食品に対して食事制限を行っていることが、保護者から提出された調査票に記載されていた。

この男児の給食への対応について、はじめに確認すべき事項である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
  • 家庭での食事内容
  • アレルギーに対する服薬状況
  • 抗原特異的IgE抗体検査の結果
  • 食事制限に関する医師からの指示

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この過去問の解説 (3件)

01

安全な給食を提供するために、学校・保護者・主治医・消防機関などの間の連携が重要です。

1:保護者からの調査票で家庭での食事制限の状況は確認できており、また保護者の自己判断で食事を制限している場合もあります。
そのためまずは医師の指示がどのようであるか確認することが一番大切です。

2:服薬状況の情報から、食事制限をどのようにおこなうかを学校で判断することはできません。
症状や服薬状況を加味した医師の判断を確認する必要があります。

3:抗体検査の結果アレルギーであってもアレルギー症状が出ていない場合もあるので、医師の判断で対応を考えていく必要があります。

正解4:医師の指示を確認して連携していくことが、安全な食事に繋がります。

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02

1.×
 家庭での食事内容は、学校生活管理指導表の確認をした後、面談で聴取します。
 面談で聴取するのは以下の事項です。
 ・過去の食物アレルギー発症(アナフィラキシーを含む)情報
 ・家庭での対応状況
 ・当該児童生徒に対して学校生活において配慮すべき注意事項
 ・薬(エピペン®)の持参希望の有無
 ・緊急対応連絡先・方法
 ・学級内の児童生徒並びに保護者へ当該児童生徒の食物アレルギー情報を提供することについての了解を得ること

2.×
 学校生活管理指導表に記載されているので、はじめに確認する事項ではありません。

3.×
 学校生活管理指導表に記載されているので、はじめに確認する事項ではありません。

4.○
 学校給食における食物アレルギー対応の大原則として、学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドラインに基づき、アレルギー対応を希望する保護者には医師の診断による学校生活管理指導表の提出を必須としています。

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03

1.2.3.×
学校給食の食物アレルギーへの対応は、医師からの指示を確認したうえで、家庭からの情報収集と共有を行います。

4.〇
医師の診断によるアレルギー疾患用の学校生活管理指導表を必ず提出してもらうこととなっています。

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