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管理栄養士の過去問 第31回 応用力問題 問191

問題

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次の文を読み問いに答えよ。

K病院に勤務する管理栄養士である。消化器内科病棟を担当して、入院患者の栄養管理を行っている。
患者は、19歳、男性。3年前にクローン病を発症して治療を受けたあとは寛解が続いていた。しかし、一週間前より腹痛と下痢が続くようになり、このたび下血が認められたため再入院となった。
身長172cm、体重60kg。空腹時血液検査値は、赤血球数370×104/mm3、ヘモグロビン10.2g/dL、ヘマトクリット36.0%、総たんぱく質6.6g/dL、アルブミン3.4g/dL、尿素窒素24mg/dL、クレアチニン1.0mg/dL、CRP2.5mg/dL。

患者に家庭の食卓によく出てくる料理を聞いた。その中で、退院後は控えるように、指導した方がよい料理である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
   1 .
たらのホイル焼き
   2 .
ささみの卵とじ
   3 .
ごぼうサラダ
   4 .
大根の煮物
( 第31回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問191 )
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この過去問の解説 (3件)

5
クローン病の寛解期には、経腸栄養法と食事を組み合わせて再燃しないように保っていく必要があります。

消化のしやすい低残渣食が基本なので、食物繊維の多いものは控えるべきです。
4つの選択肢の中で、ごぼうを使用している3が最も食物繊維が多いため、控えるべき料理であると言えます。

付箋メモを残すことが出来ます。
3
クローン病の食事療法の基本は、高エネルギー、低脂質、低残渣です。
よって、退院後は高脂質や難消化性の食物繊維を多く含む食べ物を控えるよう指導する必要があります。

1.×
基本的に魚は控える必要はありません。
たらなどの白身魚は消化されやすく、魚の中でも適しています。反対に、イカやたこなどは消化されにくいため適していません。

2.×
肉類は、脂肪が少ない部位を選びます。ささみ、もも肉、ヒレ肉などが適しています。卵も問題ありません。

3.〇
ごぼうには難消化性の食物繊維が含まれているので適していません。低残渣食が基本です。

4.×
大根には水溶性食物繊維が含まれているので消化されやすく適しています。

2
 クローン病は食事が再燃や緩解のきっかけになることが多いため、基本的には栄養療法と食事療法をしっかりと行う必要があります。
 クローン病の食事療法では、高エネルギー、高たんぱく質、高ビタミン・ミネラル、低脂肪、低残渣食とします。

1.×
 白身魚のたらは低脂肪、高たんぱくの食材で、消化されやすく、適した食材であるため、指導の対象にはなりません。
 クローン病の食事療法で、魚は白身魚(カレイ、たい、たらなど)、練り製品、まぐろの赤身、青魚(さば、いわし、あじなど)、すり身などが適しています。

2.×
 ささみは低脂肪・高たんぱくで、卵も消化されやすく、適した食材であるため、指導の対象にはなりません。

3.○
 クローン病では、不溶性の食物繊維は腸管を刺激し、炎症悪化の原因となるため摂取を控えます。
 食物繊維の中でも特にごぼうやれんこん、たけのこ、山菜、海藻類、きのこ類などはできるだけ控えたほうが良いです。
 そのため、ごぼうのサラダは控えるよう指導した方が良い料理です。

4.×
 クローン病の食事療法で、野菜類は大根、人参、玉ねぎ、かぶ、キャベツ、白菜の葉先などが適しています。
 大根の煮物は軟らかく煮てあるので適した料理のため、指導の対象にはなりません。

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