管理栄養士の過去問
第31回
応用力問題 問198
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問題
第31回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問198 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文を読み問いに答えよ。
単独調理場方式のK小学校で働く管理栄養士である。800食規模のHACCP対応施設を新設することになり、その各室に設置する設備の計画を立てている。
この施設の厨房の平面図と、食材、人、食器・食⽸の流れを図に示す。
この厨房における換気・空調および照明に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
単独調理場方式のK小学校で働く管理栄養士である。800食規模のHACCP対応施設を新設することになり、その各室に設置する設備の計画を立てている。
この施設の厨房の平面図と、食材、人、食器・食⽸の流れを図に示す。
この厨房における換気・空調および照明に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
- B室内よりA室内の空気圧を高くする。
- C室内よりD室内の空気圧を高くする。
- D室の作業台上面の照度は500ルクスとする。
- D室の換気系統はB室と同一にする。
- F室の換気系統はE室と同一にする。
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この過去問の解説 (3件)
01
空気圧が高い方→低い方に空気は流れます。
そのため
1:AよりBを高くし、Aの方に空気が流れるようにします。
◎正解2:こうすることでD→Cに流れるので正解です。
◎正解3:作業室では照度は300ルクス以上必要なのでD(主調理室)500ルクスは適切です。
4:主調理室と下処理室の換気系統は別にする必要があります。
5:配膳室と食器洗浄室の換気系統は別にする必要があります。
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02
A室は検収室、B室は下処理室です。
空気は空気圧が低いほうへと流れていくので、A室内の空気圧が高いと、B室内へ流れていくことになります。
換気システムは、非汚染作業区域の汚染を防ぐために非汚染作業区域から汚染作業区域へと空気が流れるようにしなければなりません。
A室もB室も汚染作業区域ではありますが、汚染度は検収室であるA室の方が高いです。
よって、A室内(検収室)よりB室内(下処理室)の空気圧を高くします。
2.○
C室は前室、D室は主調理室です。
主調理室は非汚染作業区域なので、空気圧を高くし、汚染区域である前室の空気が流れてこないようにします。
3.○
D室は主調理室です。
学校の厨房内照度はJIS規格で500lx(ルクス)にするようになっています。
食堂や給食室は300lxとなっています。
4.×
B室は下処理室、D室は主調理室です。
汚染作業区域である下処理室と非汚染作業区域である主調理室の換気系統が同じだと、換気ができなくなった時に下処理室の空気が主調理室に流れてしまう可能性があるので、別々にする必要があります。
5.×
E室は食器洗浄室、F室は配膳室です。
4と同様に、汚染作業区域である食器洗浄室と非汚染作業区域である配膳室の換気系統が同じだと、換気ができなくなった時に食器洗浄室の空気が配膳室に流れてしまう可能性があるので、別々にする必要があります。
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03
1.× 2.〇
空気の流れは、気圧が高い方から低い方に流れます。さらに、上記でも述べたとおり空気の流れは非作業区域から汚染作業区域に向かうようにしなければなりません。
よって、1.はB室(下処理室)よりもA室(検収室)の空気圧を低くする必要があります。
3.〇
D室(主調理室)の作業台上面の照度は300ルクス以上の照度があれば適しています。
4.× 5.×
上記でも述べたとおり、非作業区域と汚染作業区域の空気の循環は別にしなければいけません。
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