管理栄養士の過去問
第32回
社会・環境と健康 問9
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問題
第32回 管理栄養士国家試験 社会・環境と健康 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
ウイルス対策が重要とされているがんである。正しいのはどれか。2つ選べ。
- 肝がん
- 子宮体がん
- 胃がん
- 成人T細胞白血病
- 乳がん
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この過去問の解説 (3件)
01
1.肝がんーーー肝炎ウイルスの持続感染
A型、E型は主に水や食べ物を介して感染
B型、C型、D型は主に血液、体液を介して感染
2.ウイルス対策が必要なのは、子宮頸がんです。
原因とされるウイルスはHPV(ヒトパピローマウイルス)と言われ、主に性交渉によって感染します。
3.胃がんはウイルスではなく、ピロリ菌の対策が重要です。ピロリ菌の感染が持続すると、胃の粘膜がやせて委縮が進行し、胃がんを引き起こしやすい状態をつくりだします。
4.成人T細胞白血病ーーーHTLV-1ウイルスの感染
白血球の中のT細胞に感染し、がん化した細胞が無制限に増殖すると発症します。
感染経路は、母乳による母子感染、輸血、性交などがあります。
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02
1.ウイルス対策重要ーB型肝炎ウイルスあるいは、C型肝炎ウイルス(持続感染にて肝細胞が発生)
ウイルス感染以外でも、多量飲酒・喫煙・食事性のアフラトキシンなどでも肝がんリスクがあります。
4.HTLV-1(ヒト白血病ウイルス一Ⅰ型)というウイルスの対策が重要です。
2.誤りです。
エストロゲンという女性ホルモンの影響を長く受け続けるとかかりやすいと言われています。
3.誤りです。
ヘリコバクターピロリ菌という細菌の対策が重要です。
5.誤りです。
女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)は、乳管の発達や女性生殖器の発達を促すホルモンです。このホルモンが過剰に分泌されたり、長い間エストロゲンにさらされることで、乳がんのリスクが上昇すると言われています。
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03
(1)正解。
肝がんはB型・C型肝炎ウイルスの対策が重要です。
(2)誤り。
ウイルス対策が必要なのは「子宮頸がん」の方です。
子宮体がんのリスク因子は、
●閉経年齢が遅い
●出産経験がない
●肥満
などです。
(3)誤り。
胃がんは細菌であるヘリコバクターピロリ菌対策が重要視されています。
(4)正解。
成人T細胞白血病は、ヒト白血病ウイルスⅠ型(HTLV-1)対策が重要です。
(5)誤り。
乳がんのリスク因子は
●高齢初産
●乳がんの家族歴があること
●肥満
●少ない妊娠回数
●無授乳
●低年齢初経
などが挙げられます。
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