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管理栄養士の過去問 第32回 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問31

問題

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腎疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
   1 .
糖尿病腎症は、ネフローゼ症候群にならない。
   2 .
CKD( 慢性腎臓病 )の診断基準では、糸球体濾過量( GFR )が、60mL/分/1.73m2以上である。
   3 .
推算糸球体濾過量( eGFR )は、血清クレアチニン値を用いて算出する。
   4 .
血液透析は、24時間連続して行う。
   5 .
死体腎移植を受けた患者には、免疫抑制剤の投与は不要である。
( 第32回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問31 )
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この過去問の解説 (3件)

16
正解.3
推算糸球体濾過量(eGFR)とは、糸球体で1分間に濾過される血液量の事で、「体重」「年齢」「血清クレアチニン値」を用いて算出します。

1.誤りです。
糖尿病で、血液を濾過する役割の糸球体が、長期間高血糖の影響を受け続けると、正常に濾過できなくなります。これが糖尿病性腎症です。糖尿病性腎症は、タンパク質も尿として排泄してしまうので、ネフローゼ症候群を発症する原因になります。
2.誤りです。
CKD(慢性腎臓病)の診断は、
①尿検査・画像診断・血液検査・病理での腎臓異常
②糸球体濾過量(GFR)60ml/分/1.73㎡未満
①、②のいずれ、または両方が3か月持続する事です。CKDは、心筋梗塞などの合併症の頻度が高いので注意です。
4.誤りです。
血液透析は、血液を機械に通し、老廃物や水分を除去し、血液をきれいにした後、再び体内に戻す療法です。1回の透析は、約4時間で週3回行います。
5.誤りです。
死体腎移植は、亡くなられた方の腎臓を移植する事です。免疫抑制剤は、拒絶反応を抑えるためと、腎不全の原疾患が腎臓に再発するのを予防するために、投与を行います。

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6
正解は3です。

1.糖尿病腎症は、ネフローゼ症候群になるリスクが高くなります。
糖尿病性腎症が進行すると、ネフローゼ症候群となり、浮腫や低たんぱく血症、蛋白尿が出現し、更に腎不全になると慢性腎炎や尿毒症の症状が出現します。

2.CKD(慢性腎臓病)の診断基準では、糸球体濾過量(GFR)が60mL/分/1.73m2未満、もしくは、0.15g/gCr以上の蛋白尿のいずれか、または両方が3ヶ月以上持続することで診断されます。

3.推算糸球体濾過量(eGFR)は、どれくらい腎臓に老廃物を尿へ排泄する能力があるかを判断するもので、血清クレアチニン値を用いて算出します。
この値が低いほど腎臓の機能が悪いということになります。

4.血液透析とは、腎臓の働きの一部を人口的に補う治療法です。一般的には1週間に2~3回、4~5時間連続して行います。

5.死体腎移植を受けた患者でも、免疫抑制剤の投与は不可欠です。

3
正解は(3)

(1)誤り。
ネフローゼ症候群には一次性(原発性)と二次性(続発性)があり、二次性では、糖尿病・全身性エリテマトーデス・アミロイドーシスが三大原因疾患とされています。
糖尿病腎症もネフローゼ症候群になるリスクがあります。

(2)誤り。
CKD〔慢性腎臓病)の診断基準
①腎障害を示唆する所見
(検尿異常・画像異常・血液異常・病理所見など)
の存在がみられること。

②GFR 60ml/分 1.73㎡未満

①、②のいずれか、または両方が3カ月以上持続した状態ですと、CKDと診断されます。

(3)正解。

(4)誤り。
血液透析は患者の血液を体外に取り出し、透析機の中で透析を行い、再び体内に血液を戻す方法です。
施行方法は、医療機関にて医療従事者によって行われます。
1日4時間ほどの透析を1週間に2~3回ほど行います。

(5)誤り。
死体腎移植を受けた患者も、免疫抑制剤の投与は【必要】です。

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