管理栄養士の過去問
第32回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問36

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問題

第32回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問36 (訂正依頼・報告はこちら)

運動器系の構造と機能に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
  • 橈骨は、前腕の骨である。
  • 骨膜は、骨折時の骨再生に関与している。
  • 靭帯は、骨と骨を連結する。
  • 可動関節は、関節包で覆われている。
  • 骨格筋は、平滑筋である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。

1.橈骨は、前腕の骨です。前腕には橈骨以外に、尺骨、上橈尺関節、下橈尺関節、橈骨手根管節があります。

2.骨膜とは、硬骨の表面を覆う結合組織の膜のことです。骨の保護や栄養補給、再生などに関与しています。

3.靭帯は、骨と骨を結合する結合組織繊維の束からできているひも状のもののことです。関節の運動を滑らかにしたり、制限したりする働きがあります。

4.可動関節は、骨の連結部分が関節包と呼ばれる袋に包まれており、その内部には関節腔という隙間が存在します。関節包は、靭帯によって補強され、骨の位置がずれないように固定されています。

5.骨格筋は、横紋筋に属します。
横紋筋は、アクチンとミオシンが規則正しく並ぶ筋原繊維です。骨格筋の他に、心筋も横紋筋に属します。
平骨筋は、内臓や呼吸器、血管、泌尿器壁に存在し、緊張の保持と収縮を司る不随意筋です。

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02

正解.5が誤りです。
骨格筋は横紋筋です。横紋筋は、筋繊維の表面に縞模様(横紋)があり、速く収縮する事で強い力を発揮します。平滑筋には、横紋が見られません。血管や消化管などの収縮を行います。

1.正しいです。
橈骨は、前腕の骨です。前腕には骨が2本あり、親指側が橈骨、小指側が尺骨です。
2.正しいです。
骨膜は、骨の表面を覆う膜です。骨折した骨膜に骨芽細胞が集まり、分裂・増殖をし、石灰などが沈着して骨再生が行われます。
3.正しいです。
靭帯は、骨と骨を連結する結合組織の短い束でできています。関節の運動を滑らかにしたり、関節の負担を和らげるストッパーの役割をしています。
4.正しいです。
可動関節は、関節包に覆われています。関節包では、関節の動きを滑らかにする滑液が分泌されるので、可動関節は動きの多い動作ができます。

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03

正解は(5)

骨格筋は横紋筋です。
平滑筋は血管や消化管に存在します。

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