管理栄養士の過去問
第32回
基礎栄養学 問78

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問題

第32回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問78 (訂正依頼・報告はこちら)

ビタミンの構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • β-カロテンは、小腸でロドプシンに変換される。
  • 活性型ビタミンDは、細胞膜上の受容体と結合する。
  • ビタミンEは、LDLの酸化を防ぐ。
  • ビタミンB12は、分子内にモリブデンをもつ。
  • 酸化型ビタミンCは、ビタミンEにより還元型になる。

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この過去問の解説 (3件)

01

(1)×
β-カロテンは小腸でビタミンA₁に変換されます。
(2)×
活性型ビタミンDは核内受容体と結合します。
(3)〇
ビタミンEはLDL(悪玉コレステロール)の酸化を防ぎ、動脈硬化の予防が期待できます。
(4)×
ビタミンB12は分子内にモリブデンではなく、コバルトを持ちます。
(5)×
酸化型ビタミンCが還元型になるにはビタミンEではなく、システインなどが必要です。

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02

答えは(3)

(1)✖ β‐カロテンは、小腸でレチナールに変換され、レチナールが光受容タンパク質のオプシンと結合すると、視覚に関与するロドプシンになります。

(2)✖ 活性型ビタミンDの受容体は、標的細胞の核内に存在します。

(3)〇 ビタミンEは、活性酸素の除去により脂質の酸化を防ぎます。

(4)✖ ビタミンB12は、コバルトを含んでいます。 モリブデンは亜硫酸代謝などに関わる補酵素として働きます。

(5)✖ 酸化型ビタミンEは、ビタミンCにより還元型になります。

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03

正答は(3)。

解説
(1) β-カロテンは、目でロドプシンに変換されます。

(2) 活性型ビタミンDは、核内受容体と結合します。

(3) ビタミンEは、LDLの酸化を防ぎます。

(4) ビタミンB12は、分子内にコバルトを持ちます。

(5) ビタミンCには酸化型と還元型が存在し、システインなどにより還元型になります。

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