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管理栄養士の過去問 第32回 基礎栄養学 問82

問題

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水の出納に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
   1 .
栄養素1g当たりの代謝水は、脂質が最も少ない。
   2 .
不可避尿量は、摂取した水分量に影響される。
   3 .
不感蒸泄では、水のみが失われる。
   4 .
1日に必要な水分摂取の最低量は、不可避尿量と随意尿( 可避尿 )量の合計である。
   5 .
低張性脱水では、電解質を含まない水を補給する。
( 第32回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問82 )
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この過去問の解説 (3件)

10
(1)×
栄養素1g当たりの代謝水は脂質が1ml、糖質が0.6ml、たんぱく質が0.4mlとなります。脂質が最も多いです。
(2)×
不可避尿量は摂取した水分量に関係なく出るものです。
(3)〇
(4)×
1日の必要水分量は尿や便の水分+不感蒸泄から代謝水を引いたものになります。
(5)×
低張性脱水は電解質を多く失っている脱水です。よって電解質の補給が大切で、水のみを補給すると悪化します。

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8
答えは(3)

(1)✖ 栄養素1 g当たりの代謝水は、分子内の水素原子の数が多い脂質が最も多く、脂質>糖質>たんぱく質 の順です。

(2)✖ 可避尿量は、摂取した水分量に影響されますが、不可避尿は水分を摂取しない場合でも不要な代謝産物の排泄のために必要で、一日500 ㎖程度必ず排泄されます。

(3)〇 不感蒸泄とは、皮膚や呼気から放出される水分のことです。 ミネラル分の排出を伴う汗(有感蒸泄)は含まれません。

(4)✖ 飲料・食物からの水分摂取量+代謝水=不可避尿量+随意尿(可避尿)量+不感蒸泄+有感蒸泄+糞便中の水分 でバランスが取れます。

(5)✖ 低張性脱水では電解質が不足しているので、電解質濃度の高いハイパートニックを、等張性脱水では体液の浸透圧と同程度のアイソトニックを、高張性脱水では体内の電解質が過剰な状態なので、水または電解質濃度の低いハイポトニックの水分を補給するとよいでしょう。

3
正答は(3)。

解説
(1) 栄養素1g当たりの代謝水は、脂質が最も多くなります。
タンパク質は0.3g、炭水化物は0.6g、脂肪は1.1gです。

(2) 不可避尿量は、摂取した水分量に影響されません。
不可避尿量は、意識して量を調節できない尿量です。

(3) 不感蒸泄では、水のみが失われます。
不感蒸泄とは、皮膚や肺から無意識的に耐えず排泄されている水分です。

(4) 1日に必要な水分摂取の最低量は、不可避尿量と随意尿(可避尿)量、不感蒸泄量の合計です。

(5) 低張性脱水では、電解質を含んだ水を補給します。
低張性脱水とは、ナトリウム欠乏性脱水とも言われ、水よりもナトリウムが多く失われることで血漿浸透圧が低下します。

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