管理栄養士の過去問
第32回
応用栄養学 問84

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第32回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問84 (訂正依頼・報告はこちら)

栄養ケア・マネジメントに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 栄養スクリーニングは、侵襲性が高い。
  • 栄養アセスメントは、栄養状態を評価・判定する。
  • 栄養診断は、疾病を診断する。
  • 栄養ケア計画の目標設定には、優先順位をつけない。
  • モニタリングは、最終的な評価である。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正答は(2)。

解説
(1) 栄養スクリーニングは、侵襲性が低です。
栄養スクリーニングは、リスクによって対象者をふるいわけることであり、身体に及ぼす物理的負担が少ないものであることが求められます。

(2) 栄養アセスメントでは、対象者の栄養状態の評価・判定を行います。

(3) 栄養診断は、栄養状態の診断をします。
疾病の診断を行うのは医師です。

(4) 栄養ケア計画の目標設定には、優先順位をつけます。

(5) モニタリングは、中間の評価です。
計画実施に際して問題がなかったかを評価・判断します。

参考になった数10

02

(1)×
侵襲性が高いとは体に負担がかかるという意味です。
栄養スクリーニングは体に負担はかかりません。
(2)〇
(3)×
栄養マネジメントは問題を解決できるものに限られます。
よって病気などの治療が必要な診断は含まれません。
(4)×
目標設定は優先順位を付けます。
より重要な問題からの取り組みが必要です。
(5)×
モニタリングは最後の評価ではなく、効果を確認し、継続するものです。

参考になった数1

03

答えは(2)

栄養のケアは、スクリーニング→アセスメント→栄養診断→栄養計画→栄養介入→モニタリング→評価 の流れで進みます。

(1)✖ 栄養スクリーニングは、栄養に問題があるリスクが高い人を振り分けるため、一般的に簡易な検査やチェック項目で実施されるので、侵襲性は低いと言えます。

(2)〇 栄養アセスメントでは、臨床検査や食事調査などから栄養状態を評価し、判定する材料とします。

(3)✖ 栄養診断では、栄養アセスメントをもとに栄養状態を診断します。

(4)✖ 栄養ケア計画の目標設定には、問題に対する栄養介入の重要度や貢献度を考慮して優先順位をつけます。

(5)✖ モニタリングをしながら経過観察したうえで評価を行い、評価に応じて再び必要な段階(栄養計画を修正するなど)に戻ります。

参考になった数0