管理栄養士の過去問
第32回
応用栄養学 問88
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問題
第32回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問88 (訂正依頼・報告はこちら)
成長・発達に伴う変化に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 頭囲と胸囲が同じになるのは4歳頃である。
- 体重1kg当たりの摂取水分量は、成人期より幼児期の方が多い。
- カウプ指数による肥満判定基準は、年齢に関わらず一定である。
- 乳幼児身体発育曲線における50パーセンタイル値は、平均値を示している。
- 微細運動の発達は、粗大運動の発達に先行する。
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この過去問の解説 (3件)
01
(1)✖ 出生時は、頭囲の方が胸囲より大きいですが、1歳ころには同じになります。
(2)〇 幼児期の体重1kg当たりの摂取水分量は90~120㎖で、成人期より多いです。細胞外液量の違いや成長のための体内蓄積などによります。
(3)✖ カウプ指数による肥満判定基準は、年齢区分により異なり、目安の基準値は年齢が上がるごとに下がる傾向があります。
(4)✖ 乳幼児身体発育曲線における50パーセンタイル値は、中央値を示しています。
(5)✖ 粗大運動→微細運動の順に発達します。
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02
解説
(1) 頭囲と胸囲が同じになるのは1歳ごろです。
2歳以降には頭囲よりも胸囲が大きくなります。
(2) 体重1kgあたりの摂取水分量は、乳幼児期の方が多くなります。
不感蒸泄が多いため摂取水分量が成人の2倍程度になります。
(3) カウプ指数は乳幼児の発育状態の程度を表します。
3ヶ月から1歳未満では16~18が普通で、年齢によって基準が変化します。
(4) 乳幼児身体発育曲線における50パーセントタイル値は、中央値を表しています。
(5) 粗大運動の発達は微細運動の発達に先行します。
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03
頭位と胸囲が同じ位なのは1歳頃までです。
(2)〇
成人より幼児の方が体の水分量が多く、より多くの水分を必要とします。
(3)×
カウプ指数は男女差はありませんが、年齢によっての差が生じます。
(4)×
乳幼児身体発達曲線の50パーセンタイル値は平均値ではなく、中央値を示しています。
(5)×
粗大運動の発達が、微細運動の発達に先行しています。
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