管理栄養士の過去問
第32回
応用栄養学 問97
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問題
第32回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問97 (訂正依頼・報告はこちら)
高齢者の栄養管理に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
- ロコモティブシンドロームでは、要介護になるリスクが高い。
- サルコペニアでは、筋萎縮がみられる。
- フレイルティ( 虚弱 )の予防では、除脂肪体重を維持する。
- 褥瘡の予防では、たんぱく質を制限する。
- 誤嚥性肺炎の予防では、口腔ケアを実施する。
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この過去問の解説 (3件)
01
(1)〇 ロコモティブシンドロームでは、骨や関節、筋肉など運動器の機能が衰え、要介護になるリスクが高いです。
(2)〇 サルコペニアでは、筋力の低下や筋萎縮がみられます。
(3)〇 フレイルティ( 虚弱 )の予防では、除脂肪体重を維持するため、適度な身体活動やたんぱく質の十分な摂取が重要視されます。
(4)✖ 褥瘡の予防には、栄養状態が重要なので、たんぱく質は十分に摂取します。
(5)〇 誤嚥性肺炎の予防では、口腔内の菌が肺へ流入しないよう、口腔ケアを実施します。
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02
解説
(1) ロコモティブシンドロームでは、要介護になるリスクが高いです。
ロコモティブシンドロームとは、骨や筋肉などの運動器の障害のことを言います。
(2) サルコペニアでは、筋萎縮が見られます。
サルコペニアとは、筋肉量や筋力、身体能力の低下を示します。
(3) フレイルティの予防では、除脂肪体重を維持します。
フレイルティとは虚弱という意味で、加齢により様々な虚弱性が高くなった状態を表します。
(4) 褥瘡の予防では、たんぱく質を積極的に摂取します。
(5) 誤嚥性肺炎の予防では、口腔ケアを実施します。
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03
ロコモティブシンドロームが進むにつれて、普段の生活が難しくなり要介護のリスクが高くなります。
(2)×
サルコペニアは、筋肉量の低下から筋萎縮が見られます。
(3)×
フレイルティの予防は徐脂肪体重(筋肉量)を維持することが重要になります。
(4)〇
褥瘡予防には十分なエネルギーとたんぱく質が必要です。
(5)×
誤嚥性肺炎の予防に口腔ケアは効果的な方法です。
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