管理栄養士の過去問
第32回
栄養教育論 問107

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問題

第32回 管理栄養士国家試験 栄養教育論 問107 (訂正依頼・報告はこちら)

ストレスマネジメントには、問題焦点コーピングと情動焦点コーピングがある。仕事の忙しさがストレスとなり暴飲暴食になってしまうと話す、肥満の単身男性のストレスマネジメントである。正しいものの組合せはどれか。1つ選べ。
  • 肥満でない同僚から話を聞く。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 情動焦点コーピング
  • 気晴らしに趣味の時間を持つ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 問題焦点コーピング
  • どんな日に食べ過ぎてしまうか、考える。 −−−−−−−−−−−− 情動焦点コーピング
  • 職場以外では、仕事のことを考えないようにする。 −−−−− 問題焦点コーピング
  • 家族に悩みを聞いてもらう。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 情動焦点コーピング

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。

問題焦点コーピング・・・ストレッサー自体に働きかけて問題を解決しようという考え方です。
ストレッサーに直接働きかけることでストレッサーを変化させ、問題となっている課題を明確にする方法です。

情動焦点コーピング・・・ストレッサーにより傷ついたり、悲しんだりした感情を相手に聴いてもらうことにより、ストレスを和らげ、感情の整理や発散をさせる方法です。

1.(誤)肥満でない同僚から話を聞く
⇒問題焦点コーピング

2.(誤)気晴らしに趣味の時間を持つ
⇒情動焦点コーピング

3.(誤)どんな日に食べ過ぎてしまうか、考える
⇒問題焦点コーピング

4.(誤)職場以外では、仕事の事を考えないようにする
⇒情動焦点コーピング

5.(正)家族に悩みを聞いてもらう
⇒情動焦点コーピング

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02

正解は「5」
問題焦点コーピングとは、
ストレッサー(原因となっているもの)を解消するという考え方を指します。

情動焦点コーピングは、
ストレッサー(原因となっているもの)によって引き起こされたストレス(イライラなどの心理的な変化)を解消するという考え方を指します。

1.(誤)肥満でない同僚から話を聞くのは、自分の行動とどのような違いがあるのかを知り、自分の問題点を明確にすることにつながります。
よって問題焦点コーピングにあたります。

2.(誤) 気晴らしに趣味の時間を持つのは、ストレスを効果的に発散することにつながります。
よって情動焦点コーピングにあたります。

3.(誤)どんな日に食べ過ぎてしまうか、考えるのは、自分の行動の問題点を明確にすることにつながります。
よって行動焦点コーピングにあたります。

4.(誤)職場以外では、仕事のことを考えないようにすることは、ストレスをプライベートに持ち込まないことにつながります。
よって情動焦点コーピングにあたります。

5.(正)家族に悩みを聞いてもらうことは、自分自身の心理的なストレスを発散することにつながるので、情動焦点コーピングにあてはまります。

参考になった数2

03

正解:「5」

1:同僚に話を聞くという行動を通じ、問題を解決しようとしているため、問題焦点コーピングです。

2:気晴らしになる行動を通じて自分の感情にアプローチしているため、情動焦点コーピングです。

3:どんな日に食べ過ぎるかはその日にあったどのような出来事が問題となっているかに着目しているため、問題焦点コーピングです。

4:職場での自分自身の情動に着目しているため、情動焦点コーピングです。

5:正解です。
家族に悩みを聞いてもらうことで自分自身の情動に着目しているため、情動焦点コーピングです。

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