管理栄養士の過去問
第32回
臨床栄養学 問126
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問題
第32回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問126 (訂正依頼・報告はこちら)
高尿酸血症の栄養管理および治療薬とその主な効果の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 十分に水分を摂取する −−−−−−− 尿酸産生抑制
- 果糖の過剰摂取を控える −−−−− 尿酸排泄促進
- アロプリノール −−−−−−−−−−−−- 尿酸産生抑制
- プロベネシド −−−−−−−−−−−−−− 尿酸産生抑制
- コルヒチン −−−−−−−−−−−−−−−− 尿酸排泄促進
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この過去問の解説 (3件)
01
1:十分な水分摂取は尿量を確保し、尿酸排出促進につながります。
2:果糖の過剰摂取を控えることは、尿酸産生抑制になります。
3:正解です。
アロプリノールは尿酸の産生抑制薬です。
4:プロベネシドは尿酸排出促進薬のひとつです。
5:コルヒチンは痛風発作が起こった際に発作を抑えるために用いられる薬です。
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02
高尿酸血症とは、性別、年齢を問わず血清尿酸値が7.0mg/dlを超えた状態のことです。
高尿酸血症の状態が長く続くと、血液に溶けきらなかった尿酸が結晶となって関節に沈着し、急性関節炎(痛風)を引き起こします。
1.(誤)十分に水分を摂取⇒尿酸排泄促進
2.(誤)果糖の過剰摂取を控える⇒尿酸産生抑制
果糖の過剰摂取は、尿酸の産生を高めます。
3.(正)アロプリノール⇒尿酸産生抑制
アロプリノールは痛風、高尿酸血症の治療薬です。
4.(誤)プロベネシド⇒尿酸排泄促進
プロベネシドは尿細管分泌に関わるOAT1及びMATE1を阻害するため、活性代謝物のアシクロビルの腎排泄が抑制されると考えられています。
5.(誤)コルヒチン⇒痛風発作抑制
コルヒチンは白血球が関節内の尿酸に作用するのを抑え、痛風の発作の症状に効きます。
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03
高尿酸血症とは、性別、年齢を問わず血清尿酸値が7.0mg/dlを超えた状態のことです。
治療方法としては、体内の尿酸の”排泄促進”と”産生抑制”の二つの方法があります。
1.(誤)十分に水分を摂取することは、尿による『尿酸排泄促進』となります。
2.(誤)果糖の過剰摂取を控えることは、体内での合成を低下させる『尿酸産生抑制』となります
3.(正)アロプリノールは痛風、高尿酸血症の治療薬です。体内での尿酸産生を抑制します。
4.(誤)プロベネシドは『尿酸排出促進薬』です。
5.(誤)コルヒチンは痛風発作の抑制薬です。
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