管理栄養士の過去問
第32回
公衆栄養学 問143

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第32回 管理栄養士国家試験 公衆栄養学 問143 (訂正依頼・報告はこちら)

公衆栄養に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
  • フードセキュリティの達成を目指す。
  • 地域住民のエンパワメントを重視する。
  • 地域の特性を考慮した健康なまちづくりを推進する。
  • 健康格差の解消に向けた取組を行う。
  • 生活習慣病の治療を第一の目的とする。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解:「5」

1:フードセキュリティとは食料安全保障のことです。
人々が必要な食料を安全に入手できることを意味します。
家庭における食料安全保障は特に重要な項目といえます。

2:エンパワメントとは専門家ではなく地域住民などといった個人や組織が主体的に情報を獲得して自己管理能力を獲得していく過程のことをいいます。

3:公衆栄養では地域においてその地域に住む人々がより健康に暮らせる社会の実現を目的とします。
文章どおりです。

4:健康日本21(第二次)の基本理念として、健康寿命の延伸と健康格差の縮小が挙げられています。
公衆栄養活動では健康日本21(第二次)をはじめとする健康づくりに関する計画の策定・実施・評価を行います。

5:正解です。
生活習慣病の治療は二次予防ないし三次予防にあたります。
公衆栄養では、疾病予防(一次予防)を目的としています。

参考になった数11

02

正解は【5】です。

1.(正)フードセキュリティとは、食料安全保障のことで、予想できない要因のよって食料の供給が影響を受けるような場合のために、食料供給を確保するための対策のことをいいます。

2.(正)地域住民のエンパワメントを重視します。
エンパワメントとは、自己管理能力のことです。

3.(正)地域の特性を考慮した健康なまちづくりを推進しています。

4.(正)健康格差の縮小は、健康日本21の目標のひとつでもあります。

5.(誤)公衆栄養の目的は、地域全体の健康の維持、増進や疾病の予防です。

参考になった数3

03

正解(誤り)は「5」

(1)~(4)は全て公衆栄養の概念に当てはまっています。

(5)の生活習慣病の治療は二次予防に当てはまります。
公衆栄養では、疾病の予防と健康増進を目的とした”一次予防”を基本として行うので、当てはまりません。

参考になった数2