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管理栄養士の過去問 第32回 公衆栄養学 問157

問題

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A市では住民を対象とした健康診査を実施した結果、メタボリックシンドロームの者が増加していることがわかった。A市が、最初に取り組むべき目標である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
   1 .
ウエスト周囲長の基準値を超える者の割合を減らす。
   2 .
適切な質と量の食事を習慣的に摂取している者の割合を増やす。
   3 .
自己実現を図れる者の割合を増やす。
   4 .
栄養バランスの良い食事を知っている者の割合を増やす。
( 第32回 管理栄養士国家試験 公衆栄養学 問157 )
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この過去問の解説 (3件)

12
正解は「4」
栄養教育を行う時の目標には、
短期目標、中期目標、長期目標の3種類があります。

これらはそれぞれ、以下の様になっています。
短期目標(1ヶ月~数ヶ月で達成を目指す)
・栄養学的に正しい知識や、習慣について理解する
中期目標(数ヶ月~半年前後で達成を目指す)
・身体測定における数値の改善
長期目標(半年~1年前後で達成を目指す)
・QOLの亢進や、長期的な生活習慣の改善

これらを元にして考えると、

1.(誤)基準値の改善は、中期目標にあたるので、最初に取り組むべきものとしては誤りです。

2.(誤)適切な質と量の食事を習慣的に摂取している者の割合を増やすことは、長期目標にあたるので、最初に取り組むべきものとしては誤りです。

3.(誤)自己実現を図れる者の割合を増やすことは、QOLの亢進にあたり、長期目標にあたるので、最初に取り組むべきものとしては誤りです。

4.(正)栄養バランスの良い食事を知っている者の割合を増やすことは、正しい知識を得る人の割合を増やすということになり、短期目標にあたるので、最初に行うこと最も適切になります。

付箋メモを残すことが出来ます。
4
正答は(4)。

メタボリックシンドロームとは高血圧症や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病が重なったもので動脈硬化症のリスクが高い状態を言います。

その診断基準は
・腹囲 男性85cm以上 女性90cm以上
にプラス、以下の3つのうち2つ以上あるとメタボリックシンドロームと診断されます。

①高トリグリセリド血症(≥ 150mg/dL)かつ/または 低HDLコレステロール血症(< 40mg/dL)
②収縮期(最大)血圧(≥ 130mmHg)かつ/または 拡張期(最小)血圧(≥ 85mmHg)
③空腹時高血糖(≥ 110mg/dL)

メタボリックシンドロームのものが増えているA市が最初に取り組むべきなのは
(4) 栄養バランスの良い食事を知っている者の割合を増やす。

次いで
(2) 適切な質と量の食事を習慣的に摂取している者の割合を増やす。
(1) ウエスト周囲長の基準値を超える者の割合を減らす。

と続きます。

2
答えは(4)

(1)✖ ウエスト周囲長の基準値を超える者の割合を減らすには、まずそのための計画と実行が必要です。

(2)✖ 適切な質と量の食事を習慣的に摂取している者の割合を増やすためには、まずそのための教育や動機付けが必要です。

(3)✖ 自己実現を図れる者の割合を増やすことは、メタボリックシンドロームを改善する一つの動機づけとなるかもしれませんが、現在の問題解決に焦点の合った目標とはいえません。

(4)〇 栄養バランスの良い食事を知っている者の割合を増やすことは、最初に取り組むべき短期目標として妥当であると考えられます。適切な量と質の食事をとる者を増加させ、ウエスト周囲長の基準値を超える者の割合を減らすことに貢献するでしょう。

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