管理栄養士の過去問
第32回
給食経営管理論 問168

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問題

第32回 管理栄養士国家試験 給食経営管理論 問168 (訂正依頼・報告はこちら)

昼食を提供する社員食堂における、現在の利用者集団のアセスメントに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 身体活動レベルを、年齢階級別人数より把握した。
  • BMIを、入社時の身長・体重記録に基づき算出した。
  • 生活習慣を、配属部署の業務の活動強度より把握した。
  • 食事摂取状況を、朝食、夕食を含めて把握した。
  • 嗜好を、食品群別の食材購入金額から把握した。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「4」

1.(誤)年齢階級別人数だけでなく、身体活動量や、性別なども一緒に考える必要があります。

2.(誤)入社時と現在では、身体状況の変化がある可能性があるため、BMIの算出には現在に近い数値を使用する必要があります。

3.(誤)生活習慣は、業務の活動強度だけでは知ることは出来ません。個別の面談や、アンケートなどで調査する必要があります。

4.(正)1日の食事摂取状況を知ることは、摂取している栄養量を知ることになり、より正確なアセスメントにつながると考えられます。

5.(誤)嗜好は、個別の聞き取りやアンケート、メニューの売り上げなどから判断することで、より正確な把握が可能になります。

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02

正答は(4)。

(1) 例えば、事務職であれば身体活動レベルは低くなり、営業職であれば高くなると考えられます。
しかし業務外での活動が考えられていないため誤りです。

(2) 入社時のデータと今のデータでは異なる場合があるため、再計測が必要です。

(3) 生活習慣は業務の活動強度では把握できず、アンケートや聞き取り調査などによって把握するのが望ましいです。

(4) 3食を総合的に把握することにより正確なアセスメントが可能になると考えられるため、正しいです。

(5) 嗜好は、アンケートや聞き取り、メニューの売り上げを参考にします。食品群別では嗜好との関連性が把握しづらいです。

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03

正答は(4)

1.(誤)
身体活動レベルは、年齢階級別人数では把握できません。
どのような業務に従事しているのか、運動習慣があるのか等を把握する必要があります。

2.(誤)
入社時の数値から変動する可能性がある為、現在の数値から算出することが望ましいと考えられます。

3.(誤)
生活習慣を業務の活動強度だけで把握はできません。
食生活、運動習慣及び休養の状況等も考慮しながら把握することが望ましいと考えられます。

4.(正)
提供する昼食以外の状況を把握することにより、適切な栄養量の提供に繋がります。

5.(誤)
食品群別の食材購入金額からだけで嗜好を把握できません。
調理方法、摂取頻度および聞き取りなどにより把握することが望ましいと考えられます。

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