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管理栄養士の過去問 第32回 応用力問題 問187

問題

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K事業所に勤務する管理栄養士である。特定健康診査の結果により、Aさんに特定保健指導を始めることとなった。48歳、女性。BMI26.0kg/m2、腹囲87.0cm、血圧126/80mmHg。空腹時血液検査値は、血糖120mg/dL、トリグリセリド160mg/dL、尿酸6.9mg/dL。服薬なし。喫煙習慣あり。缶ビール1本( 350ml )を毎日飲んでいる。保健指導レベルは、積極的支援レベルとなった。

Aさんの初回面接を行い、食習慣の行動目標を設定することになった。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
   1 .
漬物は2日に1回に減らす。
   2 .
速く食べることをやめ、毎食20分以上かける。
   3 .
毎朝果物を食べるようにする。
   4 .
調理に使う脂質の種類を見直す。
( 第32回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問187 )
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この過去問の解説 (3件)

10
正解は「2」
Aさんの場合は、
・BMI
・空腹時血糖
・トリグリセリド
が基準値より高くなっています。
よって、これらの改善が必要です。

1.(誤)漬物の摂取量を減らすことは、高血圧の改善につながりますが、Aさんは高血圧の所見はないため、適切ではありません。

2.(正)20分以上かけて食事することは血糖の上がり方を緩やかにします。満腹感を得やすいため食べ過ぎることを防ぎます。

3.(誤)果物はビタミン、ミネラルの供給源となりますが、糖質が多く含まれているため、食生活を改善するまえに行うと、エネルギー過多になる可能性があります。

4.(誤)調理に使う脂質の種類を見直すことは、必要なことと考えられます。しかし初回面接では、
・正しい知識を身につける
・無理なく行える習慣を身につける
などから始めるため、初回面接の内容としては、ふさわしくありません。

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4
正答は(2)

Aさんの優先的に改善すべき項目は、BMI、空腹時血糖、トリグリセリドであると思われます。よって、これらを改善できる食習慣の行動目標を設定することが最も適切です。

1.(誤)
漬物は2日に1回に減らすことで、塩分の摂取量が減少し、高血圧のリスク低減を期待できますが、優先的項目ではないと思われます。

2.(正)
速く食べることをやめ、毎食20分以上かけることで、血糖値の上昇を緩やかにできる事と過食の防止も期待できるため、適切であると思われます。

3.(誤)
毎朝果物を食べることで、トリグリセリドの値が上昇する可能性も否定できないため、適しているとは言えません。

4.(誤)
調理に使う脂質の種類を見直すことも必要であると思われますが、初回面接時の食習慣の行動目標設定としては、最優先ではないと思われます。

4
正答は(2)。

対象者の検査結果と特定検診の階層化基準)
・BMI 26.0 kg/m2 (25.0 kg/m2)
・腹囲 87.0 cm (90.0 cm)
・血圧 126/80 mmHg (130/85 mmHg)
・空腹時血糖 120 mg/dL (100 mg/dL)
・トリグリセリド 160 mg/dL (150 mg/dL)
・尿酸 6.9 mg/dL (7.0 mg/dLで高尿酸血症だが特定健診の項目にはない)

このことからAさんはBMI、空腹時血糖、トリグリセリドが高いことがわかり、これらの改善が必要であることがわかります。

(1) 塩分を減らすことは高血圧の予防なります。Aさんの場合すぐに対応すべき項目ではないため、適切ではありません。

(2) 20分以上かけて食事することは血糖の上がり方を緩やかにします。
また、満腹感を得やすいため食べ過ぎることを防ぎます。

(3) 果物はビタミン、ミネラルの供給源となりますが、糖質が多く含まれているため毎朝食べるとエネルギーオーバーになる可能性があります。

(4) 調理に使う脂質の種類を見直すことも大切ですが、エネルギー量の見直しも必要なため適切ではありません。

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