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管理栄養士の過去問 第32回 応用力問題 問189

問題

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Kクリニックに勤務する管理栄養士である。特定保健指導を担当している。
対象者は41歳、男性。今年受けた特定健康診査で、積極的支援レベルとなり、Kクリニックに特定保健指導を受けに来た。
身長170cm、体重81kg、BMI28.0kg/m2、腹囲100cm、血圧146/94mmHg。空腹時血液検査値は、トリグリセリド150mg/dL、血糖110mg/dL。服薬なし。喫煙習慣なし。

保健指導の途中で、男性が研究結果( 図 )をもとにした広告を見せ、「トクホ( 特定保健用食品 )Aは、脂肪の吸収を抑えると謳っているから、これを飲めば痩せますよね。」と質問した。その回答である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
問題文の画像
   1 .
トクホと言っても、これを飲めば痩せるという食品はありません。減量はそんな簡単にはできませんよ。
   2 .
この結果は、食後の血清中性脂肪の変化を見ているものなので、減量効果があるかどうか、わかりませんね。
   3 .
この研究の対象者は、あなたと年代も空腹時の中性脂肪の値も近いから、減量効果が期待できるかもしれないですね。
   4 .
食後の中性脂肪の吸収を抑えると減量するという話も聞くので、可能性はありますね。
( 第32回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問189 )
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この過去問の解説 (3件)

8
正解は「2」
特定保健指導に限らず、栄養指導の際には、
一方的な指示や、患者を否定するような態度をとることは、患者の意欲をそぎ、自己管理という最終的な目的から外れてしまうことに繋がります。
栄養指導では、患者に対して否定的な言葉はかけず、理解を示すような態度をとることが重要です。

1.(誤)”できない”や”ありません”のように、患者の考えを否定することは、患者のやる気をそぐことに繋がってしまいます。

2.(正)”脂肪の吸収を抑えると減量する”ということではない、という正しい知識を解説しているので、これが最も適切となります。

3.(誤)図には、体重の変化がかかれておらず『減量効果が期待できる』という根拠がないため、正しい情報を伝えることが出来ていないので、誤りです。

4.(誤)根拠のない情報を伝えることは、『対象者に正しい知識を身につけさせる』という、栄養指導の目的から外れているので、誤りです。

付箋メモを残すことが出来ます。
3
正答は(2)

1.(誤)
指摘内容としては、正しい部分は大きいと思われますが、対象者の意見を真正面から否定するような言葉がけは適切ではないと考えられます。

2.(正)
血清中性脂肪値が低下することで、減量に繋がるかどうか、わからないという正しい情報を伝えているので、最も適していると思われます。

3.(誤)
根拠がない為、適してはいないと考えられます。

4.(誤)
根拠がない為、適してはいないと考えられます。
根拠がない情報を伝えることは、不信感に繋がる可能性がある為、要注意です。

1
正答は(2)。

特定保健指導などの栄養指導の場面において、対象者の発言に対し否定的な言葉をかけることは望ましくなく、共感的態度を示すことが大切です。

(1)は減量は簡単ではない、効果があるかはわからない、と対象者がやる気を無くしてしまうような否定の仕方のため、適切であるとは言えません。

(2)では血清中性脂肪の変化をみているため痩せるかどうかは別という正しい情報を提供しています。

(3)では研究結果では体重の変化に触れていないため減量効果がわからず、誤りです。

(4)は、どこが発信源の情報かわからないあやふやな情報のため、誤りです。

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