管理栄養士の過去問
第32回
応用力問題 問190
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問題
第32回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問190 (訂正依頼・報告はこちら)
Kクリニックに勤務する管理栄養士である。特定保健指導を担当している。
対象者は41歳、男性。今年受けた特定健康診査で、積極的支援レベルとなり、Kクリニックに特定保健指導を受けに来た。
身長170cm、体重81kg、BMI28.0kg/m2、腹囲100cm、血圧146/94mmHg。空腹時血液検査値は、トリグリセリド150mg/dL、血糖110mg/dL。服薬なし。喫煙習慣なし。
男性に、より適切な助言をするために、この広告のもとになっている研究論文を見て管理栄養士が確認すべき事項である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
対象者は41歳、男性。今年受けた特定健康診査で、積極的支援レベルとなり、Kクリニックに特定保健指導を受けに来た。
身長170cm、体重81kg、BMI28.0kg/m2、腹囲100cm、血圧146/94mmHg。空腹時血液検査値は、トリグリセリド150mg/dL、血糖110mg/dL。服薬なし。喫煙習慣なし。
男性に、より適切な助言をするために、この広告のもとになっている研究論文を見て管理栄養士が確認すべき事項である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 研究対象者の男女の比率が方法に書かれているか。
- 負荷食の食べ方の指示が方法に書かれているか。
- 負荷食の栄養素構成の妥当性を考察しているか。
- 中性脂肪に統計的有意差があることの、健康への影響を考察しているか。
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この過去問の解説 (2件)
01
1.(誤)
研究対象者の男女の比率が方法に書かれているかは、研究の妥当性を示すうえでは必要でありますが、特定保健指導による適切な助言をするために最も必要な事項ではないと思われます。
2.(誤)
負荷食の食べ方の指示が方法に書かれているかは、研究の妥当性を示すうえでは必要でありますが、特定保健指導による適切な助言をするために最も必要な事項ではないと思われます。
3.(誤)
負荷食の栄養素構成の妥当性を考察しているかは、研究の妥当性を示すうえでは必要でありますが、特定保健指導による適切な助言をするために最も必要な事項ではないと思われます。
4.(正)
中性脂肪に統計的有意差があることの、健康への影響を考察しているかは、特定保健指導による適切な助言をするために必要な事項であると思われます。
対象者が気になっているトクホを摂取することによって、どのような影響があるのか確認する必要があると思われます。
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02
対象者の男性に『適切な助言』をするためには
論文のどこに注目するべきか、というのが問題で問われていることです。
1~3は、論文に書かれている研究の妥当性を見る上で欠かせないものですが、栄養指導に活用するために必要なものではありません。
4では、具体的にどのような疾病を予防することに繋がるのかが書かれているかを見ています。
単に”中性脂肪が下がる”というだけでなく、”下げることでどのような利点があるのか”ということが、書かれていないと、根拠のある助言となりません。
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