管理栄養士の過去問
第32回
応用力問題 問194

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問題

第32回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問194 (訂正依頼・報告はこちら)

K学校給食共同調理場に勤務する管理栄養士である。給食は直営で運営されている。検便日は原則火曜と決められており、直近では2月6日火曜日に実施した。

2月6日の検便結果で、調理従事者Aからノロウイルスの陽性反応がでた。Aは無症状であり、家族にも下痢・嘔吐の症状を示す者はいない。Aに対して、管理栄養士が最初にとるべき対応である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
  • 医療機関を受診させる。
  • 調理作業の担当から外す。
  • 食器洗浄作業を担当させる。
  • 検便の再検査を実施する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正答は(2)

1.(誤)
調理作業から外したうえで医療機関の受診をさせることが適切であると思われます。

2.(正)
学校給食衛生管理基準では、ノロウイルスの陽性反応が確認された調理従事者は、高感度の検便検査においてノロウイルスを保有していないことが確認されるまでの間、食品に直接触れる調理作業を控えさせるなど適切な処置をとること、とされています。
このことから、管理栄養士が最初にとるべき対応としては、調理作業の担当から外すことであると思われます。

3.(誤)
食器洗浄作業でもリスクは回避できないと考えられるため、適切ではありません。

4.(誤)
調理作業から外したうえで検便の再検査を実施することが適切であると思われます。

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02

正解は「2」

学校給食衛生管理基準において、
ノロウイルスの陽性反応が確認された調理従事者は

『高感度の検便検査においてノロウイルスを保有していないことが確認されるまでの間、食品に直接触れる調理作業を控えさせるなど適切な処置をとること』と規定されています。

よって管理栄養士が行うべき対応としては
最初に調理作業の担当から外し、その後、医療機関での高感度検査で陰性となるまで、直接触れる調理作業を控えるなどの対応をおこなう、となります。

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03

正答は(2)。

大量調理施設衛生管理マニュアルでは

「ノロウイルスの無症状病原体保有者であることが判明した調理従事者等は、検便検査においてノロウイルスを保有していないことが確認されるまでの間、食品に直接触れる調理作業を控えるなど適切な措置をとることが望ましいこと。 」

とされており、最初に取るべき対応は調理作業の担当から外すことです。

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