管理栄養士の過去問
第32回
応用力問題 問195
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問題
第32回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問195 (訂正依頼・報告はこちら)
K学校給食共同調理場に勤務する管理栄養士である。給食は直営で運営されている。検便日は原則火曜と決められており、直近では2月6日火曜日に実施した。
2月6日の検便結果で、調理従事者Aからノロウイルスの陽性反応がでた。Aは無症状であり、家族にも下痢・嘔吐の症状を示す者はいない。
このことをきっかけに、調理従事者全員に実施すべき食中毒予防のための衛生教育である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
2月6日の検便結果で、調理従事者Aからノロウイルスの陽性反応がでた。Aは無症状であり、家族にも下痢・嘔吐の症状を示す者はいない。
このことをきっかけに、調理従事者全員に実施すべき食中毒予防のための衛生教育である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 調理作業中のマスク着用の重要性
- 日常生活のうがい実施の重要性
- 日常生活の手洗いの重要性
- 食中毒発生時の対応の重要性
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この過去問の解説 (3件)
01
ノロウイルス感染対策として、厚生労働省から発表されている「付けない・増やさない・やっつける」の予防法三大原則に沿って、最適なものを考察します。
1.(誤)
調理作業中のマスク着用は衛生管理として重要であるが、ノロウイルス感染予防法三大原則から考えると最適であるとは言えません。
2.(誤)
日常生活のうがい実施は日々の体調管理を行う上では有効であるが、ノロウイルス感染予防法三大原則から考えると最適であるとは言えません。
3.(正)
日常生活の手洗いの重要性については、ノロウイルス感染予防法三大原則の一つである「ウイルスを付けない」にあたるので、最適であると言えます。
4.(誤)
食中毒予防のための衛生教育について問われているので、最適ではありません。
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02
今回の例ではノロウイルスに対する予防をすることになります。
(1)、(2) ノロウイルスの予防には有効性が低い方法です。
(3) ノロウイルス予防には手洗いが有効的です。
(4) 食中毒発生時、とすでに発生してからの話をしているので誤りです。
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03
ノロウイルスの予防として最も大切なのは
『持ち込まない』ということです。
1.(誤)マスクの着用は、唾液の混入や、飛沫による感染を防ぐことに繋がりますが、『持ち込まない』ということに重点をおいた(3)の回答のほうがより適切と考えられます。
2.(誤)うがいは、風邪やインフルエンザの予防にはつながりますが、食中毒菌の予防としての効果はあまりないので、適切ではありません。
3.(正)ノロウイルスの対策として、手洗いは最も効果のある予防法です。施設内に持ち込まないため、日常的に手洗いを行い、感染を防ぐことが大切です。
4.(誤)”食中毒防止のための衛生教育”、として最もふさわしいものを選ぶ問題なので、発生時の対策方法は衛生教育の方向性としてはふさわしくありません。
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