管理栄養士の過去問
第33回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問19

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問題

第33回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問19 (訂正依頼・報告はこちら)

たんぱく質、糖質および脂質に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
  • βシートは、アミノ酸側鎖間の結合により形成される。
  • たんぱく質の4次構造は、複数のサブユニットで形成される。
  • フルクトースは、ラクトースの構成要素である。
  • ヒアルロン酸は、長鎖脂肪酸である。
  • 人体を構成する不飽和脂肪酸の大部分は、トランス型である。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.× βシートは、たんぱく質の二次構造でペプチドの水素結合によるものです。

2.○ たんぱく質は4つのレベルで分けられ、高次構造と呼ばれています。

3.× ラクトースではなく、スクロース(ショ糖)です。

4.× 長鎖脂肪酸ではなく、ムコ多糖類です。

5.× トランス型ではなくシス型です。

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02

たんぱく質、糖質および脂質に関する問題です。

選択肢1. βシートは、アミノ酸側鎖間の結合により形成される。

βシートは、ペプチド結合間の結合により形成されます。

選択肢2. たんぱく質の4次構造は、複数のサブユニットで形成される。

ほとんどのたんぱく質は、2本以上のポリペプチド鎖で作られています。このポリペプチド鎖のことをサブユニットと呼び、この三次構造に加えて、これら複数からなるものをたんぱく質の四次構造といいます。

選択肢3. フルクトースは、ラクトースの構成要素である。

フルクトースは、スクロースの構成要素です。

選択肢4. ヒアルロン酸は、長鎖脂肪酸である。

ヒアルロン酸は、多糖類です。

選択肢5. 人体を構成する不飽和脂肪酸の大部分は、トランス型である。

人体を構成する不飽和脂肪酸の大部分は、シス型です。

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03

1(×)2次構造はたんぱく質の立体構造のうちの部分的な折り畳みのことです。水素結合によって安定化されており、βシートとαヘリックスに分かれます。

2(○)4次構造は、3次構造のポリペプチド鎖が1つの単位(サブユニット)となって2個以上集まっている構造です。会合体ともいいます。

3(×)フルクトースは、スクロースの構造成分です。

4(×)ヒアルロン酸は多糖類です。

5(×)トランス型ではなく、シス型です。

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