管理栄養士の過去問
第33回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問38

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問題

第33回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問38 (訂正依頼・報告はこちら)

骨に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 骨の主な無機質成分は、炭酸カルシウムである。
  • 骨端軟骨は、骨端の関節面を覆う。
  • 骨への力学的負荷は、骨量を増加させる。
  • 骨芽細胞は、骨吸収を行う。
  • ビスホスホネート薬は、骨吸収を促進する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「骨への力学的負荷は、骨量を増加させる。」です。

選択肢1. 骨の主な無機質成分は、炭酸カルシウムである。

(×)骨の主な無機質成分は、リン酸カルシウムです。

選択肢2. 骨端軟骨は、骨端の関節面を覆う。

(×)骨端軟骨は骨端と骨幹を区別する軟骨です。骨端の関節面を覆うのは、関節軟骨といいます。

選択肢3. 骨への力学的負荷は、骨量を増加させる。

(○)骨は運動等の衝撃や負荷によって骨量が増加します。

選択肢4. 骨芽細胞は、骨吸収を行う。

(×)骨芽細胞は、骨形成を行います。骨吸収を行うのは、破骨細胞です。
骨吸収は副甲状腺ホルモンによって促進、カルシトニンによって抑制されます。

選択肢5. ビスホスホネート薬は、骨吸収を促進する。

(×)ビスホスホネート薬は、骨吸収を抑制します。骨吸収の抑制薬として、SERM、カルシトニンも同様です。

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02

正解は「骨への力学的負荷は、骨量を増加させる。」です。

選択肢1. 骨の主な無機質成分は、炭酸カルシウムである。


骨の主な無機質成分は、リン酸カルシウムです。

選択肢2. 骨端軟骨は、骨端の関節面を覆う。


骨端軟骨とは、骨端と骨幹の間にある軟骨のことです。

選択肢3. 骨への力学的負荷は、骨量を増加させる。


運動するなど骨に対して負荷を与えることにより、骨量は増加します。

選択肢4. 骨芽細胞は、骨吸収を行う。


骨芽細胞は、骨形成を行います。
骨吸収するのは、破骨細胞です。

選択肢5. ビスホスホネート薬は、骨吸収を促進する。


ビスホスホネート薬は、骨吸収を抑制します。

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03

正解は「骨への力学的負荷は、骨量を増加させる。」です。

選択肢1. 骨の主な無機質成分は、炭酸カルシウムである。

× 骨の主な無機質成分は、リン酸カルシウムです。

選択肢2. 骨端軟骨は、骨端の関節面を覆う。

× 関節軟骨は、骨端の関節面を覆います。 
骨端軟骨は骨端と骨幹を区分する軟骨です。

選択肢3. 骨への力学的負荷は、骨量を増加させる。

○ 重力や衝撃を受けることで骨作りされます。

選択肢4. 骨芽細胞は、骨吸収を行う。

×  骨芽細胞は、骨形成を行います。破骨細胞が骨吸収を行います。

選択肢5. ビスホスホネート薬は、骨吸収を促進する。

× ビスホスホネート薬は、骨吸収を抑制します。骨粗しょう症治療薬として使用されています。

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